北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

ミニぐるめ情報

ミニぐるめ君が食べて選んだ感動の味口コミ情報をはじめ、 食の特集やレシピまで、知って得する情報が満載です。


vol.875 ラーメン専門 味特(あじとく) 豊岡店

濃厚なのに後味スッキリのスープ。シャキシャキとした野菜。保存料不使用で雑味がない自家製麺。最後まで食べ飽きしない“味噌ラーメン”は至福の味わい。

 

 

濃厚&至福のスープ、40年続く老舗の味

味噌ラーメン

 

 寒さが増すにつれてスープのぬくもりを体に染みこませてくれそうな、こってり濃厚なスープが飲みたくなるものだ。そんな欲を満たしてくれるラーメンがある。ラーメン専門「味特」の“味噌ラーメン(900円)”だ。昭和52(1977)年に3条通6丁目にオープンし、平成7(1995)年に豊岡へ移転した。また昭和61(1986)年には3条通7丁目に2号店もオープンしている。豚骨に煮干し、野菜の甘さを引き出した熱々のスープは、ホックリとしたみそのうま味が喉の奥まで広がる濃厚タイプだが、スッキリとした後味のため最後まで食べ飽きしない魅力がある。チャーシューの替わりに豚挽肉を炒め、スープに深みを与えているのもいい。程よい硬さにゆで上げられた麺は30年前から自家製で、アルコールなどの保存料不使用で雑味がなく、小麦本来の風味が味わえる。ザクザクと音を立てる刻みタマネギともやしの火入れも絶妙。風味豊かな麺と歯ざわりのいい野菜との合間に濃厚なスープをすすると、口の中は至福の時間で満たされてゆく。

 

 “醤油ラーメン(800円)”も格別にうまい。まろやかなスープなのだが、ニンニクや少量の酢を加えてあるため、キリリとした印象の後味が味覚中枢を刺激する。しょうゆダレが染みこんだ味玉はこれだけで一品料理になるおいしさ。

 

味玉をトッピングした“醤油ラーメン”

 

 “味噌ラーメン”、“醤油ラーメン”共に微量のうま味調味料を使っているが、希望があれば不使用にも対応している。

 

 「時代に合わせてスープは随分薄味になりました」と近井孝幸店長。そんな気配りが同店の人気を今も支えている気がする。

 

三角屋根が目印の店舗

 

 

ラーメン専門 味特 豊岡店

旭川市豊岡1条1丁目3‐18

TEL(0166)32-0916
【時間】11:00~20:30LO
【休み】月曜日・12月31日~1月1日
●32席●子供連れ歓迎(子ども用イス有)●禁煙●P11台※マスク着用


ミニぐるめ君のつぶやき

「ここのラーメンはいつ食べても味が変わらずうまい」と言われる店があったら、そこは味を変えている・・・という話を聞いたことがある。人は味に慣れるから、常に成長し続けなければ「味が落ちた」と言われるらしい。

【ミニぐるめ君ブログ】

https://ameblo.jp/ipponmatu-umare

 

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


GO TOP