今週の一枚
ポニー 小柄でも力強い走り*ばんば大会に30頭出場*旭川 (10/5)
ポニーが人を乗せたそりを引く「ポニーばんば大会」が10月4日、旭川市神居町台場の大高牧場で開かれた。道内愛好家が育てる約30頭が出場。小柄な体からは想像できない迫力たっぷりの展開を見せた。(若林彩)
大高牧場の大高朝幸(ともゆき)さん(79)が毎年開いており、今年は新型コロナウイルス感染拡大で、出走馬は例年のほぼ3分の1と少なかった。全長250メートルのコース上に高さ2・5メートルと1・8メートルの坂の障害を2カ所設けた。
馬は体格や年齢別に8組に分け、20~130キロの重りを載せてスタート。ゴールまで一気に駆け抜ける馬もいれば、坂の手前で速度を落として一息つき、むちを打たれ、気合を入れて駆け上がる馬も。3歳以上の馬が4頭出場したレースで3着に入った富良野市の岡田順治さん(71)は自らの畑で毎日30分練習したといい、「去年より速くなったぞ。頑張った」と愛馬をなでていた。
【写真説明】騎手の気迫のこもった掛け声が飛び交う中、力強くそりを引っ張るポニー(宮永春希撮影)
(2020年10月5日掲載)
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