北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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ミニぐるめ情報

ミニぐるめ君が食べて選んだ感動の味口コミ情報をはじめ、 食の特集やレシピまで、知って得する情報が満載です。


Vol.863 obento-cafe 千花(せんか)

近郊の道産野菜を中心に、無添加の調味料で控えめに味付けしたおかずが揃う“テイクアウト弁当”。丁寧に作りたいと1日20食限定も阿部店長のこだわり。

 

 

野菜&だしソムリエがつくる、手作りの味

日替わり弁当

 

 
 旭山動物園の近くでかわいいカフェを見つけた。水田に囲まれた風景の中にぽつんとたたずむ赤い屋根の「obento-cafe 千花(せんか)」だ。料理を担当するのは野菜ソムリエ、だしソムリエ、国際薬膳食育師(現・和漢薬膳師)、おから味噌インストラクターなど食に関係する資格を複数持つ阿部めぐみ店長。新鮮な道産素材をはじめ、有機肥料で育てた自然乾燥のお米、遺伝子組み換えをしていない国産大豆を木樽で熟成させたしょうゆなど、安全性に配慮した素材で手作り料理を提供している。

 

 お薦めは“日替わり弁当(20食限定・700円)”。この日はもっちりした発芽発酵玄米に道産野菜の煮物や炒め物、和え物、揚げ物の他、白身魚のフライなどがボリューム満点に詰められていた。だしが利いた料理が多く、控えめな味付けが素材の風味を引き出している。茶色いおかずが多いのも特徴で、栄養が豊富であることを物語っている。調理が手軽な水煮野菜を使うと水溶性のミネラルが素材から抜け出るため、加熱しても野菜は鮮やかなままだが、生野菜は加熱するとミネラルが茶色く変色する。「インスタ映えしませんが、栄養があることを分かってくれている方からは好評です」と阿部店長。

 

 だしソムリエの力が発揮された“日替わりスープ(300円)”も是非味わってほしい。その日の食材や気分で不定期に登場する“気まぐれ丼(700円~)”も期待を裏切らないおいしさだ。

 

だしの利いた“日替わりスープ”

 

 体調を崩したことがきっかけで食の大切さに目覚めた阿部店長。その大切さを伝えたく、健康的な食を提供し続けている。

 

赤い屋根が目印のかわいい店舗

 

obento-cafe 千花(せんか)

旭川市東旭川町豊田1-2

 

TEL090-9433-8462
【時間】11:30~13:00売り切れ次第閉店
【営業日】木・金・土曜日
●4席※イートインは1日1組●禁煙●P有

 

 


ミニぐるめ君のつぶやき

日替わり弁当を店内で食べるときはおかずを小鉢に入れて提供していたが、ボリュームがあるため食べきれず持ち帰る客が多かったため、テイクアウトしやすい弁当容器に替えたのだという。ユニークな発想だ。

【ミニぐるめ君ブログ】

https://ameblo.jp/ipponmatu-umare

 

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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