今週の一枚
旭山動物園*夏季営業開始 2日遅れ

【旭川】旭川市の旭山動物園は1日、北海道警察の捜査を受けて延期していた夏季営業を始めた。前日に死体損壊容疑で飼育員の男(33)が逮捕される異例の事態の中となったが、開園前には約200人の行列ができ、昨年の夏季営業初日を上回る客でにぎわった。
市は道警の捜査を受け、当初予定していた4月29日の開園を延期。例年GW初日に行う開園セレモニーも中止した。今津寛介市長は1日、来園者に「職員が逮捕されご迷惑とご心配をおかけした。心からおわび申し上げる」と陳謝した。
事件現場となった焼却炉は立ち入り禁止区域にあり、市は周囲をブルーシートで覆い警備員を配置して対処した。
事件発覚後、市には動物園を励ますメッセージが千件以上、寄せられた。夏季営業初日の来園者は5091人と、雨天だった前年より約7割多かった。新設のマヌルネコ舎も公開され、同市のアルバイト田中小百合さん(61)は「思ったより人が多く活気があった」と笑顔を見せた。カバやキリンも人気を集めた。
同園の魅力を改めて発信しようと、JR旭川駅などで動物写真展を開いた同市の会社役員湯浅秀昭さん(51)は「動物に責任はない。これからも応援したい」と語った。(林湛生、高橋沙希)
【写真説明】夏季営業が始まった旭山動物園で、水中を泳ぐカバを見上げる来園者たち=1日午前(伊丹恒撮影)
(2026年5月2日掲載)
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