北極星
道北各界で活躍する皆さんによるエッセーコーナーです。 2020年3月までの記事はこちら
有村幸盛(旭川・文化団体事務局)*ここは何屋さんですか?
時々、「ここは何屋さんですか?」と尋ねられることがあります。「演劇や音楽、映画、落語などをやっている所です」という風に答えていますが、何か言い足りない感じが残ります。
なぜだろうと考えてみると、イベントをやっていない時間帯も何か大切なことがあるような気がしています。
私が働いている「まちなかぶんか小屋」は、「文化芸術の発信拠点をつくり、街のにぎわいを図る」という目的で、11年前に開設されました。年々、利用が増え、最近は月平均40件の文化イベントに利用されています。
一方、何もやっていない時間帯は、誰でも自由に出入りできるフリースペースとして開放しています。文化情報チラシを求める人や利用の問い合わせ、不要になった服や本を届けてくれる人、求職中の人など、いろんな人たちがやってきます。
その中で交流が生まれ、人のつながりが広がり、いわば「みんなの居場所」的な存在になってきています。
コロナ禍以降、人と人が交流する機会が減ってきている中で、多種多様な人たちが自由に交流できる場所として大事にしたいと考えています。
(2024年07月29日掲載)
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