北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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今週の一枚


白銀の美瑛 滑り抜ける*宮様国際スキーマラソン


 【美瑛】町内の特設コースで2月18日開かれた「第47回丘のまちびえい宮様国際スキーマラソン」(町、北海道新聞社などの組織委主催)には道内外から多くの愛好家が参加し、美瑛川沿いに広がる景色を楽しみながら快走した。

 3種目実施し、25キロの「宮様コース」に198人、20キロコースに151人、8キロの歩くスキーに60人がそれぞれ出場。計409人が出走し、407人がゴールした。

 この日は好天に恵まれ、選手は白い息を吐きながら丘陵地帯を疾走した。宮様コースの一般男子39歳以下で優勝した北京パラリンピック金メダリストの川除大輝選手(22)=日立ソリューションズ=は「タイムは1時間を目標にしていた。美瑛の景色が見える1本道の良いコースだった」と話した。

 各コースには給食所が設けられ、ボランティアが暖かい飲み物バナナを渡し声援を送り、ゴール地点でも甘酒やコーンスープを振る舞った。ゴール付近のコース沿いでは、関係者や完走した選手らが「あとちょっと。ガンバ」と声援を送っていた。20キロコース一般男子39歳以下で1位に輝いた横田明俊さん(32)=2戦車上富良野=は「沿道やゴール前の声援が力になった。来年は宮様コースで優勝したい」と語った。歩くスキーをトップでゴールした十勝管内新得町の屈足南小3年小笠原露伴さんは「2回転んでしまったけど、初出場で1位でゴールできてうれしい」と笑顔を見せた。(佐藤愛未)

 
【写真説明】十勝岳を背に冬景色を満喫しながら力走する選手たち(諸橋弘平撮影)
(2024年2月19日掲載)

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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