今週の一枚
町田選手に熱いエール*バスケWリーグ 地元旭川で3年ぶり
旭川出身で昨夏の東京五輪で日本の銀メダルに貢献した富士通の町田瑠唯選手(29)が出場するバスケットボール女子Wリーグの日立ハイテク戦が12月10日、旭川市リアルター夢りんご体育館で行われた。町田選手の故郷での試合は3年ぶり。地元ファンやバスケに取り組む子どもら約1300人が熱戦に拍手を送った。(菅沢由佳子)
ポイントガードの町田選手は司令塔として先発出場し、試合は72―68で富士通が勝利した。試合後、町田選手は「活躍することで、Wリーグを見に来た子どもたちの目標や夢になれたらうれしい」と語った。
町田選手と小中高と同じバスケ部で活躍した高田汐織さん(30)も日立ハイテクのアシスタントコーチを務めた。接戦となり「地元の人や子どもたちの前でプレーできた」と喜んだ。
町田選手を小学生時代から知る旭川地区バスケットボール協会会長の前野和義さん(75)は「3年ぶりの旭川での試合」と地元関係者らとエールを送り、「見ていた子どもたちも楽しそうで、勉強になったのでは」と目を細めた。
札幌市の主婦早坂千陽(ちかげ)さん(32)は町田選手と同じ旭川市立緑が丘中出身で「(中学の)全校応援で試合を見てファンになった。プロになってからのプレーを初めて生で見ることができた」と感動していた。
12月11日にも同会場で富士通対日立ハイテクの2戦目が行われた。
【写真説明】ドリブルで相手ディフェンスをかわす町田選手(宮永春希撮影)
(2022年12月11日)
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