人生の門出に鏡開き＊旭川・男山＊地元カップル挙式

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　旭川市の酒造会社「男山」（永山２の７）で２月２２日、同市在住の男女が結婚式を挙げ、樽酒の鏡開きで人生の節目を祝った。２人から「誰もしたことのないスタイルで式を挙げたい」と相談を受け、「思い出に残る式を」と特別に企画した。

　式を挙げたのは、ともに旭川出身の自営業是元佑太さん（３３）、会社員金井美希さん（３４）。「地元で歴史のある男山で門出を祝いたい」と同社に持ちかけた。男山では例年、鏡開きを２月の酒蔵開放でしていたが、新型コロナウイルス感染拡大のため、昨年に続き今年も中止しており、結婚式での鏡開きを提案した。男山での挙式は初めて。

　式には５１人が出席。快晴の下、和装の新郎新婦は両家の両親と樽酒の鏡開きをした後、出席者の前で永遠の愛を誓う「人前挙式」に臨んだ。２人は親族や友人に見守られながら「どんなことがあっても笑って楽しく一生を過ごします」などと誓いの言葉を述べた。

　是元さんは「毎日明るく、笑い合える結婚生活にしたい」と話し、金井さんは「旭川ならではの結婚式ができてうれしい」と笑顔だった。（伊勢裕太）

【写真説明】男山で鏡開きをして結婚を祝う新郎新婦とその両親（宮永春希撮影）
（２０２２年２月２３日掲載）

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。