今週の一枚
千本ネギ 納得の出来*比布特産 出荷最盛期
【比布】町特産の千本ネギ「旬の彩り。」の出荷が最盛期を迎えている。ビニールハウス内では長さや太さがそろえられたネギが、つんとした香りを漂わせている。
千本ネギは1株が30にも「分けつ」することが名前の由来。畑で栽培して増やした苗を昨年4~5月に株分けして植え直す。同11~12月に掘り起こしてハウス内に移植し、新芽が32センチほどに成長すると収穫を迎える。
町内では13戸の農家が計1・7ヘクタールで栽培。佐藤孝夫さん(66)のハウスでは、今年1月4日から収穫を始めた。佐藤さん夫妻がスコップで掘り出したネギを、パート従業員が薄皮をむきながら洗い、乾燥させて袋詰めしていく。ネギは柔らかくて折れやすいため、丁寧に手作業で行われている。
佐藤さんは「ここ数年で一番の出来。ネギは火を通すと甘くなるので、焼いてみそをつけたり湯豆腐もおすすめ」と話す。収穫は3月末まで続き、旭川や札幌、釧路のスーパーなどで1袋230円前後で販売している。(佐藤愛未)
【写真説明】手作業で丁寧に水洗いされる千本ネギ(宮永春希撮影)
(2022年1月20日掲載)
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