【特集】
夏だ!ビールだ!クラフトだ! 道北クラフトビール特集
夏真っ盛り、北海道でも暑い日が続き、ビールが最高においしいシーズンとなりました。
ということで、今回は全国的に注目が高まっている「クラフトビール」の特集をお届けします。
小規模な醸造所が製造する、地域に根差した多様で個性的なビールたち。
道北エリアでも、こんなにいろんな種類のビールを楽しめるんです。さあ、あなたはどれを選びますか?
オホーツクビール
1994年の規制緩和により、年間最低製造量が2000キロリットルから60キロリットルに引き下げられ、小規模事業者の参入が可能になったビール業界。その酒税法改正後に国内第1号としてビール製造本免許を取得したのがオホーツクビールです。「ビールは麦芽・ホップ・水・酵母のみを原料とする」という本場ドイツの「ビール純粋令」に則り、オールモルト(麦芽100%)にこだわった「地元民の地元民による地元民のための」ビール造りを進めています。
工場併設のレストランでは、エール、ピルスナー、バイツェン、マイルドスタウトの4種を常時提供。同店内だけで提供する「エールろ過前」は、生きた酵母をそのまま樽詰めした“にごり”が特徴で、ぜひとも味わっておきたい一杯です。また、オホーツク産麦芽と上富良野産ホップで造る季節限定ビール「まるごと北海道」もまもなく登場とのことなので、どうぞお楽しみに!
飲めるところ
オホーツクビアファクトリー
【住所】北見市山下町2丁目2-2
【営業時間】11:30~22:00(ラストオーダー21:30)
※年中無休(年末及び元日除く)
【お問合せ】0157-23-6300
買えるところ
https://www.beers.co.jp/online_shopping/
大雪地ビール
明治、大正時代に建てられ、文化財登録建築にも指定されたレンガ造りの倉庫群の一角にある大雪地ビール館。1996年から醸造を開始、ジャパン・ビア・グランプリ受賞(2000年)をはじめ、国内最大規模のビールコンペティションで数々の受賞歴を誇ります。そんな歴史を受け継ぎ、2年前から工場長を務める山崎さんは「のどごしだけでなく、色を愛で、香りや奥深い味わいを楽しむのがクラフトビールの魅力」と語ります。
主原料に富良野産大麦、副原料に旭川産米を使った苦みの少ない「富良野大麦」、黒麦芽による力強さが魅力の「黒岳」、上富良野産ホップ100%使用の香り高い「カムイゴールドラガー」(季節限定)などがラインアップ。また、2015年からは子会社「滝川クラフトビール工房」が醸造をスタートし、「空知ヴァイツェン」が全国地ビール品質審査会で入賞するなど、早くも注目度が高まっています。
飲めるところ
大雪地ビール館
【住所】旭川市宮下通11丁目1604-1
【営業時間】
ランチタイム……11:30~13:45
喫茶タイム………13:45~17:00
ディナータイム…17:00~22:00
【お問合せ】0166-25-0400
買えるところ1
滝川ふれあいの里 売店
【住所】滝川市西滝川76-1
【営業時間】10:00~21:00
【お問合せ】0125-26-2000
買えるところ2
https://www.ji-beer.com/shopping.php
富良野地麦酒
カレーの名店として知られる富良野の「唯我独尊」が経営するペンションを改装し、「富良野地麦酒館」となって2000年から地ビールの醸造を開始。地元市民が誇れるビールを目指し、「ビール純粋令」の理念をモットーとした本物の味の提供で人気を集めています。同館やカレー店「唯我独尊」で味わえるほか、催事等への出店時に購入可能。
ピルスナーらしい、すっきりと爽やかなのど越しで軽快感のある「輝(ピルスナー)」、ドイツの伝統的な技法を再現し旨みと香りを生かした「濁(バイツェン)」、3種類のホップの特性が調和し、コクがあり味わい深い「闇(ダーク)」など、少量生産のフットワークを生かしたバラエティ感が魅力の醸造所です。
飲めるところ1
富良野地麦酒館
【住所】富良野市北の峰町20-29
【営業時間】
ランチ……12:00~14:30
ディナー…17:30~23:00(L.O.22:30)
※7~8月不定休、7~8月以外月曜定休(祝日の場合翌日)
【お問合せ】0167-22-5599
飲めるところ2
唯我独尊
【住所】富良野市日の出町11-8
【営業時間】11:00~21:00(L.O.20:30) ※月曜定休(祝日の場合翌日)
【お問合せ】0167-23-4784
※「唯我独尊」隣の売店「となりの独尊」で瓶ビールを販売しています。
忽布古丹(ほっぷこたん)醸造
「道内で唯一、ホップが栽培されている上富良野町で、地ホップ100%のビールをつくりたい!」。道内の醸造所で約15年間、ビール造りに携わってきた堤野貴之さんが、そんな熱い思いを実現し、今年設立した醸造所。クラウドファンディングで賛同者の支援を募ったところ、わずか18時間で目標額を達成したところからもうかがえるように、堤野代表の掲げる理想の地ビールは、ビール好きの期待を集めています。
7月18日から醸造をスタートし、初年度は72キロリットルの生産を計画。しばらくは樽生のみの販売となり、瓶詰め商品の販売は行いません。また、当面の間、常時入手できる定番ビールは造らず、都度、異なる種類のビールを造っていくそうです。
忽布古丹醸造
【住所】上富良野町西8線北33号
【お問合せ】0167-45-0012
イベント情報
8月18日(土)
ビールが醸す文化の香り
美深クラフトビアフェス2018
美深の赤レンガ倉庫に、アメリカ・オレゴン州のブルワリーから約10種類のクラフトビールが集結。
地元産羊肉の丸焼きと共に上質なクラフトビールを味わいながら、ジャズの演奏を楽しむユニークなビアフェスが今年も開催されます。今回の目玉は何といっても、美深産白樺樹液100%使用の「ホワイトバーチピルスナー」。数量限定での提供となりますので、どうぞ飲み逃しなく!
【日時】8月18日(土) 14:00~21:00
《ジャズライブ 第1部 17:00~18:00、第2部 19:00~20:00》
【会場】美深町大通北4赤煉瓦倉庫
◆前売チケット:3,900円(10枚綴り、限定オフィシャルビアグラス付き)
前売りチケット販売所
◆美深町観光協会(JR美深駅内)
◆なよろ観光まちづくり協会(駅前交流プラザ よろーな内)
◆しもかわ観光協会(まちおこしセンター コモレビ内)
◆当日チケット:1枚400円
お問い合わせ:美深町観光協会(JR美深駅1F観光案内所) 01656-9-2470
※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。