北極星
道北各界で活躍する皆さんによるエッセーコーナーです。 2020年3月までの記事はこちら
桑原隆太郎(名寄・文化団体事務局長)*卓球との出合い
週に4日、ほぼ欠かすことなく名寄市内のスポーツセンターで卓球の練習に汗を流している。もう15年近く続く。喜寿を迎えた私の日常生活に欠かせない習慣の一つで、健康維持にも役立つのでありがたい。
中学・高校時代はバスケットボール部で、卓球とは無縁だった。就職後はスポーツから遠ざかり、体力づくりにたまにランニングする程度。定年退職後に友人に誘われたのをきっかけに、今の高齢者向け卓球クラブの一員になり、熱心に取り組むようになった。
クラブの例会は週1回だが、自主練習を3日加え、一対一の練習やダブルスのゲームを楽しむ。趣味とはいえ、うまくなりたいという思いは強い。
だが、思うようにはいかない。減らない凡ミスに加え、サーブやスマッシュなどの技術不足、対戦相手の手ごわさに翻弄(ほんろう)される情けなさ。毎度毎度の口惜しさを引きずる。でも、それをバネにして次に向かうのもスポーツのよさだろう。
クラブには、80歳を超えてなお熟達の腕前をみせるメンバーがたくさんいて、憧れる。「あの人たちのようになりたい」との思いが募る。80を前にした今の私の目標にもなっている。
卓球は運動量の割には年齢によるハンディは小さい方だと思う。言い方は変だが、「年寄り向きのスポーツ」の一つとも言えそうだ。その意味でも60歳を過ぎてから卓球と出合えたことはラッキーだった。私の人生におけるもうけものの一つだ。これからも頑張って末永くつき合っていきたい。
(2025年07月21日掲載)
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