北極星
道北各界で活躍する皆さんによるエッセーコーナーです。 2020年3月までの記事はこちら
大槻みどり(富良野・カフェ経営)*もう20年、まだ20年
振り袖姿のお嬢さんたちを見て、二十歳(はたち)を祝う会の日だと気づいた。ひそかに、共感を覚えながら祝福とエールを送った。私のお店も、今春20周年を迎えるのだ。
人間の一生を一日に当てはめる考え方がある。24時間を寿命で割ると、20歳はまだ朝6時前。これから一日が始まろうという時間だ。20歳までは、良い一日のための大事な睡眠時間と言えるが、うまくいかない事があったとしても、寝坊したようなもので大したことではないとも言える。
始業時間の朝9時は32歳。社会で活躍し始めて、家族を持つ人が多いのもこのあたりか。そして夕方6時は63歳。仕事もぼちぼち終わり、さぁこれからが自分の時間。のんびりする人、遊びに行く人、残業の人もいるだろう。
このように、確かに人生と一日は似ている。そして深夜0時を過ぎても一日が終わらない、すこぶる元気な人がいるのも同じだ。
かくいう私は午後3時過ぎ、疲れがピークであくびが出るお年頃。しかし、お店はやっと二十歳。今まで育ててくださったお客さまや地域の方々に感謝をし、これから本領発揮といきたいものだ。だいぶ朝寝坊した感はあるが、まぁ大したことではないだろう。
(2025年02月17日掲載)
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