北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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今週の一枚


ヨモギ香りさわやか*旭川の菓子店*大福用に釜ゆで本格化

 旭川平和通買物公園の老舗菓子店「にちりん」(旭川市8の7)で、ヨモギの釜ゆでが本格化している。看板商品の「よもぎ大福」の材料で、店内に春らしい香りが広がっている。

 ヨモギは3人の従業員が旭川周辺の河川敷で早朝に収穫しており、今年は5月8日から始まった。6月上旬ごろまでは摘みたてのヨモギで作った大福が店頭に並ぶ。

 店内の作業場では、15分ほど釜ゆでした後、手でソフトボール大に丸めた「ヨモギ玉」にする作業が進められている。

 同店は春に1年分のヨモギ約500キロを収穫し、冷凍保存している。店主の井上俊一さん(62)は、「手作業は手間がかかるが風味や食感が良くなる。地元の自然をそのまま味わってもらえたら」と話す。

 よもぎ大福は1個160円。旭川市のスーパー、ダイイチ花咲店(春光1の8)でも販売するほか、市内限定で配達(配送料1件300円)も受け付ける。問い合わせはにちりん、電話0166・22・2094へ。(葉柴陵晴)

 
【写真説明】とれたてのヨモギを釜ゆでにする「にちりん」の従業員(熊谷洸太撮影)
(2024年05月11日掲載)

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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