【特集】
全国菓子博が待ち遠しい!~来年5月旭川で開幕~
ななかまど編集部が行く!特別編
お菓子の祭典としておよそ4年に一度開催される「全国菓子大博覧会」が来年、旭川市を舞台に開かれます。
同大会実行委員会の水上崇委員長に、気になる大会の中身についてお聞きしました。
(前列:右)大会長 長沼昭夫(きのとや創業者・取締役会長)、(前列:左)実行委員長 水上崇(三葉製菓(株) 代表取締役)、(後列:右から)事務局長 久木利弘((株)一久 代表取締役社長)/出展褒賞部部会長 村本暁宣((株)壺屋総本店 代表取締役社長)/施設運営部部会長 福居裕二((株)福居製餡所 代表取締役社長)/総務企画部部会長 若井賢治((株)オフィスプライム代表取締役)
2017年の三重「お伊勢さん博覧会」の様子。
あさひかわ菓子博2025公式キャラクター「シマエ大福」
菓子博は甘いお楽しみが盛りだくさん
旭川で開催される菓子博の内容はどのようなものになりますか。
水上 菓子博の開催目的のひとつとして、お菓子業界の活性化と日本の優れた菓子製造技術を未来へ伝承していく事にあります。その一環として、全国の菓子業者が応募してきた販売用のお菓子の審査会や、工芸菓子の展示・表彰などを行います。
全国の菓子屋さんが、この博覧会に自慢の商品や作品を出品する為に日々研鑽しているんですね。
水上 もちろん、地域の皆さんに喜んでいただける企画も予定しています。約1000種類のお菓子が一堂に会する「全国スイーツマーケット」では、普段なかなか買う機会がない各地の銘菓をお買い求めいただけます。
また、大手菓子メーカーによって出展される「スイーツファミリーランド北海道」では楽しいゲームや、新商品の試食など参加・体験型の催しをお届けします。ここではお土産にお菓子ももらえるかもしれません。
さらに、北海道の食材を使用した飲食店が出店するグルメコーナーを設けるほか、「北海道まるごと大発見」のコーナーには道内各地の菓子店に出店していただき、北海道のお菓子を一堂に集めて菓子博を盛り上げていければと考えています。
第28回全国菓子大博覧会・北海道実行委員会委員長 水上崇氏
全国への発信で地域の活性化にも期待
開催にあたっては地元菓子メーカーの意欲も高まっていることと思います。
水上 日本国内最大級のお菓子の祭典である菓子博を旭川で開催できることは、旭川エリアのお菓子屋さんにとって大きなチャンスだと考えています。全国各地のお菓子や工芸菓子の技術を間近で見て、感じて、他地域の人たちとの交流を通して自分たちの菓子づくりへの成長につなげることができますからね。
そして何より、全道あるいは全国から多くの来場者が旭川に来てもらえることで、旭川地域はもちろん全道各地の観光、飲食、宿泊、交通、お土産など地域経済に大きく貢献できると思っています。
最後に、大会開催に向けての意気込みと、旭川市民や旭川の地元企業・団体へのメッセージをお願いします。
水上 私は、お菓子は幸せの象徴だと思っています。紛争や災害があるとお菓子が作られず、食べられなくなります。お菓子を作ることができて、食べられるのは当たり前ではなく、とても特別で幸せなことです。菓子博の開催によりお菓子の素晴らしさを広く伝えると共に、お菓子のチカラが地域を少しでも幸せにすることにつながると信じ、成功に向けて努力してまいります。
旭川エリアのお菓子屋さんはもちろん、地元企業、団体の方々のご協力を賜り、「あさひかわ菓子博2025」が、素晴らしいイベントになるように一緒に作り上げていきましょう。そして旭川市民の皆さん、笑顔になれる、ワクワク感満載の菓子博覧会をぜひ楽しみにしていてください。
Profile:水上崇 氏
旭川発北海道のかりんとう屋「北かり」として知られる
三葉製菓(株)代表取締役
入場券の前売りが始まります! 4月27日(土)より販売開始
●前売販売期間/2024年4月27日(土)〜2025年5月29日(木)
●普通入場券、デジタル入場券/大人1,200円(当日券1,500円)、中学・高校生1,000円(当日券1,200円)、小学生600円(当日券800円)
会場/道北アークス大雪アリーナ(旭川大雪アリーナ)、道の駅あさひかわ(旭川地場産業振興センター)、旭川市大雪クリスタルホール
主催/第28回全国菓子大博覧会・北海道 実行委員会
※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。