北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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今週の一枚


旭川市新庁舎「木」PR*落成式 11月開庁へ


 【旭川】旭川市が市中心部に建設していた新総合庁舎が完成し、市は9月1日、落成式を開いた。「木のまち・旭川」らしく、内装には地元産の木材を使い、高品質で知られる旭川家具を配置した。11月6日に開庁し、順次業務を始める。

 新庁舎は現庁舎の北側の市有地で2020年4月に着工した。鉄骨地下1階、地上9階の延べ約2万5千平方メートル。総事業費は当初予定の130億7千万円から資材高騰などで139億3千万円に増えた。

 落成式には上川管内の自治体関係者ら約100人が出席。今津寛介市長は分散していた窓口機能を集約したことに触れ「完成で終わりではなく、5年後に(サービスで)日本一の窓口を目指す」とあいさつした。

 新庁舎は1~2階の吹き抜けで開放感を演出し、内装に市有林など地元産の木材をふんだんに使用。最上階の9階には「展望ラウンジ」を設け、大雪山系の山々を一望できる。8階の市議会議場は天井を支えるアーチ状のはりに、市有林のカラマツ材を使用したほか、机や椅子を旭川家具で統一。傍聴席に防音が施された個室の親子席を新設した。

 現庁舎は1958年に建設され、災害などで倒壊の恐れがあるとして建て替えられた。2024年度に解体される。(仁科裕章)

 
【写真説明】大雪山系の山々を一望できる旭川市新庁舎9階の展望ラウンジ(諸橋弘平撮影)
(2023年9月2日掲載)
 

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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