今週の一枚
西洋巨匠の絵画 一堂に*市内で特別展開幕
印象派からエコール・ド・パリ(パリ派)まで、国内で人気を誇る巨匠たちの作品を集めた特別展「魅惑の西洋近代絵画」が4月15日、旭川市の道立旭川美術館(常磐公園内)で開幕した。ルノワールやピカソ、マティスなど96点が並ぶ。
北海道新聞社や同美術館などの主催で、笠間日動美術館(茨城県)の収蔵品を展示している。「泉のそばの少女」は人物画を数多く手掛けたルノワールの作品。暖色と寒色をバランス良く使い、透明感のある肌をした少女のみずみずしさを際立たせた。パリに魅せられたピカソが描いた「女の顔」や、マティスの連作版画「ジャズ」、ユトリロが自分のパレットに絵を描いた作品なども来館者の目を引いていた。
同美術館の寺地亜衣学芸員は「小さな作品が多いが、それぞれの画家の良さが分かるものばかり」とPRしている。6月25日までの午前9時半~午後5時(入館は午後4時半まで)。月曜休館。一般1200円、高大生700円、中学生400円。問い合わせは同美術館、電話0166・25・2577へ。(山口真理絵)
【写真説明】ルノワール作「泉のそばの少女」など人気画家の作品が並ぶ会場(宮永春希撮影)
(2023年4月16日掲載)
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