北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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今週の一枚


でんと迫力 1玉60万円

 後志管内共和町特産の「らいでんスイカ」の初出荷と上川管内当麻町特産の「でんすけすいか」の初競りが6月13日朝、行われた。

 きょうわ農協によると、らいでんスイカは町内の農家55戸が作付け。5月下旬から続いた低温の影響が懸念されたが、サイズは大きめ、糖度も高めという。大玉は9月末までに約51万玉、6億1千万円を販売予定だ。

 13日は越冬用ハウスで大玉を栽培する3戸が収穫を開始。午前8時ごろから家族やパート約10人で作業を始めた同町宮丘の神坂奨さん(44)は「低温でじっくり成長したため、実もしっかりした糖度のあるスイカになった」と話した。14日に札幌の市場で初競りが行われる。

 一方、当麻町の農家3戸が12日に収穫したでんすけすいかは、計348玉が旭川と札幌の青果卸売市場で競りにかけられ、旭川市で4Lサイズ(9キロ)が過去3番目に高い1玉60万円で落札された。

 落札した道北アークス(旭川)は18日午前11時から同市のスーパー「ウエスタンパワーズ」で試食として振る舞う。当麻農協は8月中旬までに約5万玉を出荷し、約1億5千万円の売り上げを目指す。(前野貴大、小林史明)
 

【写真説明】初競りで60万円で落札された当麻町特産のでんすけすいか=13日午前6時55分、旭川市(西野正史撮影)
(2022年6月13日掲載)

 

 

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