今週の一枚
酒米・彗星 市民が田植え*3年ぶり
旭川産の酒米「彗星(すいせい)」を育て、日本酒を造る「農家の酒プロジェクト」が今年も始まった。5月22日は市東旭川町のうけがわファームDEN―ENで田植えが行われ、親子連れなど約30人が丁寧に苗を植えた。
プロジェクトは市内の農家や高砂酒造、デザイナーらでつくる実行委が2012年に始めた。新型コロナウイルスの影響で、田植えに市民参加が参加するのは3年ぶり。
水田は約10アールで、参加者ははだしになって田植えに取り組んだ。この日は心地よい風が吹き、子供たちは「よーし、やるぞ」「楽しいね」などと声を掛け合っていた。
順調に育てば9月に市民と一緒に収穫し、12月ごろに仕込みの作業に入る。同ファームの請川幹恭社長は「今年は皆で集まってワイワイと田植えができて良かった」と話した。(綱島康之)
【写真説明】泥だらけになりながら田植え作業に挑戦する参加者(西野正史撮影)
(2022年5月23日掲載)
※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。