今週の一枚
冬の十勝岳噴火に備え*総合防災訓練*住民参加見送り
【上富良野、美瑛】十勝岳(2077メートル)の厳冬期の噴火に備えた総合防災訓練が2月17日、上川管内上富良野、美瑛の両町などで行われた。新型コロナウイルス感染拡大で例年の2日間から1日に縮小、住民参加も2年連続で見送られた。
十勝岳の周辺6市町などでつくる十勝岳火山防災協議会主催。例年の3分の1の約400人が参加した。
上富良野町では町職員が町内2カ所に避難所を開設。陸上自衛隊が特殊車両を使い、車いすの要支援者を避難所まで運ぶ訓練も行った。
町総務課基地調整・危機管理室の斉藤通室長は「コロナ禍で集まりにくい状況でも、関係機関の意思疎通を図れた」と評価した。
美瑛町は役場に災害対策本部を設置。図上訓練のほか、オンライン会議システムで上川総合振興局や旭川地方気象台など関係機関と情報共有を行った。(千葉佳奈、鳥潟かれん)
【写真説明】車いすの要支援者を避難所まで運ぶ訓練を行う自衛隊員(諸橋弘平撮影)
(2022年2月18日掲載)
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