北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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グルメ


ミニぐるめ情報900回記念「900回目に思うこと」

「1年もつかな?」と自信なくスタートしましたが気付けばなんと900回を迎え、今思うことや感動的なエピソードをコラムにしてみました。「ミニぐるめ情報」はこれからもガンバリマス!!

 

スープ&みそ汁・普及計画

ミニぐるめ情報の着地点は
おいしくて健康的な家ご飯の充実

「ミニぐるめ情報」がスタートして19年、連載900回を迎えることができました。美味しくて健康的な料理を提供していただいた料理人さんと応援してくれた読者の皆様に心より感謝申し上げます。

「ミニぐるめ情報」は僕が実際に食べ歩き、おいしいと感じた飲食店の料理を紹介するコラム企画です。紹介記事を書くにあたり大事にしてきたことは“素材の豊かな風味が感じられること”で、鮮度や調味料に気を配りながら丁寧に手作りした料理のおいしさを伝えることにより、家の食事も手作りする家庭が増えてくれること。それが「ミニぐるめ情報」で最も大切にしてきた目標です。

 

ミニぐるめ君からのご提案
スープ&みそ汁・普及計画

家ご飯の質を上げるのに注目しているのがスープやみそ汁などの汁物です。汁物は煮汁に流れ出てしまった水溶性のミネラルやビタミンを残すことなく全て摂取できる理想的な料理です。「料理が苦手」という方も、みそ汁を具だくさんにすればおかずの兼用になります。現代人はミネラル不足と言われていますがミネラルは生きるために必要な栄養で、不足すると生活習慣病を招くこともあります。具だくさんのスープやみそ汁を飲むことでミネラル不足を解消してゆく「スープ&みそ汁・普及計画」を勝手に推進中。おじやで締める鍋物も栄養満点の汁物です。

 

 

みそ汁のダシは手軽な水出しダシで

ダシの取り方が分からない方やダシを取るのが手間な方には“水出しダシ”がお薦めです。かつお節やだし昆布を水と一緒に容器に入れ、冷蔵庫に一晩保管し、うま味を摘出する方法で、クセのないスッキリとしたうま味が味わえます。

【分量】(目安)
○水・・・1リットル
○だし昆布・・・10g
○かつお節・・・20g

使うときはだし昆布やかつお節が混入しないようにコシ網を通すことと、必ず加熱することがポイントです。“水出しダシ”は非加熱のため傷みやすい欠点もあります。必ず冷蔵庫で保管し、3日前後で使い切るようにしてください。

スパイス塩で簡単チキンスープ

料理の腕をグンと上げてくれる便利なスパイス塩があります。沖縄の海水塩に9種類のスパイスをブレンドした“香味広がるスパイス塩”で、このスパイス塩を使ったチキンスープが簡単でお薦め。鶏肉を食べやすいサイズに切り分けて中火で水から茹で、沸騰し泡になって浮き上がったアクをお玉で捨てたらスープのベースのできあがり。ジャガイモやタマネギなど好きな具材を切り分けて加え、食べられる柔らかさになったら味見をしながら“香味広がるスパイス塩”を少しずつ加えます。すりおろしニンニクや刻みショウガを加えると味に深みがでます。

【香味広がるスパイス塩が購入できるお店】
生活の丘/旭川市大雪通6丁目1899-10
TEL0166-74-4253

 

 

感動した店探しエピソード

 

ネタは日本海日帰り仕入れ

鮨 花緒(はなお)

 ほぼ毎日、日本海の漁港まで寿司ネタの仕入れのために車を走らせている「鮨 花緒(はなお)」。その理由は「本当にいい物は豊洲に送られているから」で、それを手に入れるために漁港まで出向いているのです。そんな「鮨 花緒」のご主人の握りには冷凍物が一切無く、宝石のようにキラキラとした輝きの中に弾ける脂のうま味と至福の味わいが満ちています。

日本海での仕入れは1年中続けられ、冬期間の吹雪の日にはフェイスブックで「死ぬかと思った」という記事が時々上がってくることも……。

鮨 花緒/
旭川市旭神3条3丁目3-8・TEL0166-66-6600

 

我が子にふるさとをプレゼント

讃岐うどん千幸(ちゆき)

 東川で人気の讃岐うどんの店「千幸(ちゆき)」。ご主人は札幌在住の頃、香川県まで足を運び讃岐うどんを学んだ努力家。そのまま札幌で店を開いてもいいようなものを、あえて人口の少ない東川を選んだ理由を伺うと「子供にふるさとをプレゼントしたかったから」と。そんな優しさあふれるご主人が手打ちする讃岐うどんには、本場に決して引けを取らない極上の味わいがあります。子供好きのご主人は、通学途中の小学生を楽しませるため、店先に置かれたボードにクイズが書かれていることも。行列ができる人気店は、料理も人柄も超一流でした。

讃岐うどん千幸/東川町東町1丁目1-1・TEL0166-56-3060

 

 

小豆島から取り寄せる絶品しょうゆ

純麺(じゅんめん)食堂

本場の讃岐うどんを食べるため社員旅行で香川県を旅したことがあります。讃岐うどんはもちろんおいしかったのですが、その足で渡った小豆島の「ヤマロク醤油」で、昔ながらの製法により造られているしょうゆ“鶴醤(つるびしお)”の味に感動したことを覚えています。五代目の山本康夫氏は、木桶職人が激減し絶滅の危機にひんしている木桶造りにも注目し、自ら木桶造りを学び、その技術を広める取り組みを続けるなど、文化意識の高さも全国から注目されています。

 昨年の春、旭川にオープンした「純麺食堂」が自然派のラーメン店と聞き足を運んでみると、ご主人の腰には「ヤマロク醤油」と記された前掛けが。「鶴醤ですか?」と伺うと驚いた表情を見せた後、ニコッと笑い「はい、日本一のしょうゆですから」とご主人。そんなご主人が作るラーメンは雑味のないスープに風味豊かな麺、繊細さを感じるトッピングなど、日本一と評価されるしょうゆに負けない味わいが詰まっていました。そのおいしさは広く知られるようになり、道内各地から足を運ぶ人もいるようです。

純麺食堂/旭川市永山3条5丁目3-8・TEL050-5375-8609

 

ミニぐるめ情報は2021年4月より、毎月第1、第3金曜日の隔週掲載となっています。

 

 

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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