北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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今週の一枚


思い出胸に 静かに巣立つ*市内8高で卒業式 (3/2)

 道内各地の公立高で卒業式が行われた1日、旭川市内8校でも全日制と定時制合わせて約1900人が、思い出の詰まった学びやを巣立ち、新たな一歩を踏み出した。
 全日制222人と定時制8人の計230人が卒業を迎えた旭川商業高は、新型コロナウイルス感染防止のため、保護者の出席は卒業生1人につき1人とした。在校生や出席できない保護者向けに、式の様子はオンラインで配信した。
 会場では会話を控えるよう事前に呼びかけ、卒業証書授与の際は、生徒一人一人がマスクを外して静かに証書を受け取った。
 相沢英樹校長は式辞で、新型コロナの影響で例年とは異なる学校生活だったことに触れ「みなさんの胸中を察すると複雑な思いだが、この経験はいつか貴重な出来事として、見えない力を与えてくれると信じている」と激励。卒業生代表の上野晃ノ輔さん(18)は「当たり前の日常がいかに大切か実感する年になった。学校生活を支えてくれたすべての方に感謝したい」と述べた。(佐藤愛未)

【写真説明】笑顔で卒業証書を受け取る旭川商業高の卒業生(宮永春希撮影)
(2021年3月2日掲載)

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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