北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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今週の一枚


ヴォレアスV1昇格へ 開幕戦白星*600人手拍子 攻撃後押し*「ラリー続くとハラハラ」 (10/25)

 
 バレーボールV2男子のヴォレアス北海道(旭川)は10月24日、三重をホームに迎えた今シーズンの初陣を勝利で飾った。会場のリアルター夢りんご体育館には、試合を待ちわびたマスク姿の約600人のファンが詰め掛けた。声を出しての応援は禁止されたが、観客は手拍子でエールを送った。
 会場では感染症対策として、入場の際に全身消毒が行われ、物販ブースには無病息災を願った絵馬やオリジナルの抗菌マスクが並んだ。
 ヴォレアスは、新加入の越川優選手がサーブやアタックで会場を沸かせ、第1セットを先取すると、第2セットも攻撃陣が躍動して奪った。初めて会場に訪れた札幌市の会社員佐藤彰悟さん(43)は「ラリーが続くとハラハラした。実際に見ると迫力がすごいですね」と驚いていた。
 第3セットはリズムをつかめず相手に譲ったが、気持ちを切り替えて臨んだ第4セットでは、張育陞(チャンユーシェン)選手のバックアタックや田城広光選手のクイックが流れを呼び、最後は戸田拓也選手がアタックを決めて3―1で勝利した。
 試合後、ビーチバレーでも活躍する越川選手は、コロナ下での開催に感謝し「3年半ぶりのインドアだったが勝利できてうれしい。これから長い戦いが始まる」と気を引き締めた。
 古田史郎主将と山口功太郎の両選手は負傷のためメンバーを外れたが、エド・クライン監督は「誰が出ても勝てるように準備している」と自信をのぞかせた。
 ヴォレアスは25日も午後1時半から、同会場で三重と対戦し、ストレート勝ちした。(土門寛治)
【写真説明】第4セット、力強いスパイクを放った新加入の越川選手(奥)=西野正史撮影

(2020年10月25日掲載)

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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