北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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ミニぐるめ情報

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Vol.864 中華そば専門 純麺食堂

丸鶏を煮込んだ鶏スープに、魚介&野菜スープをブレンドした極上Wスープが絶品の“純麺・醤油”。喉の奥までうま味が広がってゆく。

 

丸鶏と魚介&野菜のWスープに小豆島しょうゆの芸術

純麺・醤油

 

 

 また一軒大好きなラーメン屋がオープンした。永山に店を構える「純麺(じゅんめん)食堂」だ。店主の西村光さんは会社員時代、国内はもとよりインドネシアやタイなど海外のラーメンも食べ歩いてきたラーメン好き。趣味が高じて脱サラし、“一生食べられるラーメン”をテーマに今年5月、この店をオープンさせた。

 

 煮干しスープ・鶏スープ・魚介&野菜スープの3種のスープを使い分けた自然派のラーメンを提供している。お薦めは鶏と魚介&野菜のWスープの“純麺・醤油(850円)”。丸鶏からとった鶏スープは不定期で清湯(チンタン)と白湯(パイタン)に分かれるが、この日は濁りのある白湯。スープはトロリとした口当たりで、気品のある鶏のうま味が喉の奥まで一気に広がる。次の瞬間奥行きのある魚介のコクが現れ、口の中はWスープの分厚いうま味でいっぱいになる。しょうゆは香川県小豆島の「ヤマロク醤油」の天然醸造しょうゆ“鶴醤(つるびしお)”。もちもちした麺は加水率38%の特注。低温調理した鶏チャーシューと豚チャーシューに、軟らかな自家製メンマと隅々まで手作りを貫く。こだわりはこれで終わらない。白髪ネギの下にチャーシューのタレで味付けしたマイタケやゴボウのペーストが隠され、途中からスープに溶くと、うま味が倍増する仕掛けになっている。豚バラ肉と豚肩ロース肉のチャーシューが丼を埋め尽くす“肉そば・塩又は醤油(1,100円)”は、煮干しスープともっちりした平打ち手もみ麺との相性も抜群。

 

チャーシューたっぷりの“肉そば”

 

 一人で全ての作業をこなしているので、多少お待たせすることがあることをご理解の上でご来店願いたい。

 

駐車場は店舗右だ

 

純麺食堂

旭川市永山3条5丁目3-8

 

最新情報はInstagramで
junmen_asahikawa
【時間】月・水~金曜日11:30~14:00、17:30~20:00/土・日曜日・祝日11:00~15:00、17:00~19:30
【休み】火曜日●15席●小上がり●禁煙●P7台
※入店はマスク着用で

 

 


ミニぐるめ君のつぶやき

記事には書ききれなかったが厳選した食材はまだまだ果てしなくあり、作り方のこだわりも底なしの「純麺食堂」。こってりした旭川ラーメンを期待して来た方には物足りないかもしれないが、筆者の味覚にはどストライクだ。

【ミニぐるめ君ブログ】

https://ameblo.jp/ipponmatu-umare

 

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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