北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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旭川ミニぐるめ情報

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Vol.853 男山酒造り資料舘

3月に絞った生酒を火入れせず、マイナス5度の冷蔵庫で保管してきた“笹おり”。クリアで軽やかな口当たりは夏限定にふさわしい味わい。

 

マイナス5度で保管していた夏限定の生酒

笹おり

 

 もろみを搾って造られる日本酒は、酵素の働きで発酵が進み続け、味が変わっていく。そこで最もおいしい状態をキープするためには“火入れ”と呼ばれる加熱処理が行なわれるのが一般的だ。一方、加熱処理を行なわないのが生酒で、フレッシュなみずみずしさと際立つピュアな風味が魅力である。

 

 日本酒が造られるのは冬期間のため生酒が登場するのも冬だが、夏限定で味わえる生酒がある。「男山」の特別純米生酒“笹おり(500ml・1,043円)”だ。3月に瓶詰めした生酒をマイナス5度の冷蔵庫で保管することで品質を保持し、夏期販売を可能にしている。夏の生酒はしっかり冷やしていただくと、ピリリとした爽やかな辛さの後から透明感のある甘さと風味が広がり、心の中には白い雲がぽっかりと浮かんだ真夏の青空が浮かび上がる。なんと爽やかな日本酒だろうか。もう一口を誘ってくるクリアで軽やかな後味も生酒ならではの魅力。

 

 生酒とは対照的に、元禄時代の古文書に残された純米濃厚仕込みを再現した“復古酒(720ml・1,925円)”はトロリとした濃厚な口当たりで、深みと風格のある見事な味わい。この酒粕を使った“復古酒搾り酒粕の甘酒(190g・250円)”が今年誕生した。酒粕だけの自然な甘さが体にやさしく、免疫力を上げる効果が期待される発酵食品としてお薦めのひと品だ。

 

“復古酒(左)”と酒粕を使った甘酒(右)

 

 コロナウイルス感染予防対策による自粛の影響で日本酒の消費も激減しているという。美酒や甘酒を楽しむことで地元酒蔵が応援できるなら、一石二鳥かもしれない。

 

酒造りが見学できる男山酒造り資料舘

 

 

男山酒造り資料舘

旭川市永山2条7丁目1-33


 
TEL(0166)47-7080
【時間】9:00~17:00
【定休日】12月31日~1月3日のみ
●P有
https://www.otokoyama.com/

 


ミニぐるめ君のつぶやき

口当たりの重さに抵抗があり日本酒に苦手意識を感じていたが、このおいしさを知ってから生酒だけは飲めるようになった。しかもそれが夏に飲めるとはなんて贅沢なことだろうか。「男山」の企業努力に乾杯。
【ミニぐるめ君ブログ】

https://ameblo.jp/ipponmatu-umare

 

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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