北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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ミニぐるめ情報

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Vol.810 SPICE KITCHEN 倍音(ばいおん)

2種類のルーを組み合わせた“あいがけキーマルグリーンカリー”。野菜は全て近くの青果店“アミューズマーケット”から選りすぐりの物だけ仕入れている。


カレーの本場で学び、辿り着いた味

あいがけキーマルグリーンカリー

 

2019年5月、旭川市神楽岡の住宅街にオープンしたカレー専門店「倍音(ばいおん)」。元々東光に店を構える人気店だったが、カレーの味を更に高めたいと考え数年前に店を閉め、オーナーシェフの石本義人氏自ら、インドやネパール、タイ、ラオスなどへ渡り、本場の味を学ぶ旅をしてきたのだ。

ランチは2品で、オーナーお薦めは“あいがけキーマルグリーンカリー(900円)”。インドでよく食べられるキーマと、タイで人気のグリーンカリーを一緒に楽しめるオリジナルで、本場の旅でたどり着いたメニューだという。
グリーンカリーはグリーンチリペッパーの辛さにハーブで香り付けされたスープタイプ。一口目でタイの魚醬“ナンプラー”独特の個性が飛び込んでくる。異国情緒タップリなこの味が苦手な日本人は少なくないが、はまる人にはたまらないうま味成分なのだ。キーマカレーは甘さと辛さのバランスがよく、奥行きのある味わい。次は2種のルーを混ぜ味の変化を楽しむのがポイントなのだが、更に深みのある味になりナンプラーのひとクセが隠し味に変わる。トッピングの“倍音ホンキセット(レモン、パクチー、ナンプラーの激辛唐辛子漬け付・200円)”をプラスすると、異国情緒は更に深まっていく。もう一品は“キーマルーカレー(900円)”。日本人の味覚に合う仕上がりになっているので、ナンプラーが苦手な方はこちらをお薦めする。

再オープンしてまだ4カ月目だが、待ちわびていた常連客が熱心に足を運び、ルーが完売する日も多いようだ。

“キーマルーカレー”

 

店舗は“アミューズマーケット”の裏手

 

SPICE KITCHEN 倍音

旭川市神楽岡4条4丁目5-12

TEL080-5832-7803
【時間】11:00〜14:00・17:00〜20:00 ※無くなり次第終了
【定休日】火曜日
【席数】15席
●禁煙●P有

 


ミニぐるめ君のつぶやき

タイ人が“あいがけキーマルグリーンカリー”を食べ、グリーンカリーの完成度を高く評価し、さらにこの組み合わせを大絶賛してくれたという。本場で学んだ実力は現地人の舌をも満足させているようだ。

【ミニぐるめ君ブログ】

https://ameblo.jp/ipponmatu-umare

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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