北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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ミニぐるめ情報

ミニぐるめ君が食べて選んだ感動の味口コミ情報をはじめ、 食の特集やレシピまで、知って得する情報が満載です。


Vol.782 ヤキトリツヨシ

スルメのように裂いて食べる“鳥一夜干し”。鶏むね肉を使っているため淡白だが、塩気が効いているのでインパクトのある味が楽しめる。


岩塩が鶏むね肉のうま味を引き出した名物珍味
鳥一夜干し

 

年季の入った無垢材の柱や板壁など、昭和の風情を感じさせる味わい深い店内で、思い思いの鶏料理を味わう常連客でにぎわう鶏料理専門店「ヤキトリツヨシ」。
2020年で20年を迎えるが、その人気はオープン当初から衰えることがない。人気の秘訣(ひけつ)は味の良さにある。鶏肉はその日仕入れた冷凍していない「知床どり」の生肉で、毎日店内で串打ちなど手作業で仕込みをしたものを焼き上げている。
そのため肉質が軟らかでみずみずしく、新鮮ならではの深いうま味が詰まっているのだ。

そんな同店でご主人がお薦めする個性的な鶏料理がある。鶏むね肉の“鳥一夜干し(430円)”だ。

鶏むね肉を塩水に漬け込んでから、一晩扇風機で風を当てて水分を飛ばし、油で揚げたオリジナルメニュー。肉の繊維に沿って細長く裂いて食べる珍味だ。
味付けはシンプルだが鶏肉の風味と塩気が溶け合い、かむほどにうま味が増幅されていく。少し塩気が強めなので、酒のあてとしては最適なひと品だ。

豚肩ロースの“チャップ”

このほか甘辛いタレが食欲をそそる、しっとり軟らかな豚ロースの“チャップ(580円)”。
チーズが味わいにアクセントを与える“鳥メンチ(480円)”。鳥メンチをひとアレンジした“ヤキトリツヨシオリジナルバーガー(680円)”もお薦め。中でも素揚げした鶏皮に岩塩やニンニクで味付けした“伝説のとりかわ(380円)”は人気の看板メニュー。定番の“鳥串(280円)”もいい。

開店と同時に満席になることも少なくない人気店ゆえ、早めの来店か電話予約をお薦めする。

 

 

懐かしい昭和の風情を感じる店内

 

ヤキトリツヨシ

旭川市秋月2条1丁目

TEL(0166)48-4787
【時間】18:00〜深夜0:00
【定休日】日曜日・祝日
●53席●小上がり有●P有

 


ミニぐるめ君のつぶやき

浮き沈みの多い飲食業界で20年の実績は立派だ。しかも1年前にオープンしたシンガポール店も順調で、2月には富良野店も新しくオープンする。手作りでおいしいものを提供する「ヤキトリツヨシ」の勢いは止まらない。

【ミニぐるめ君ブログ】

http://blogs.yahoo.co.jp/ipponmatu_umare

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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