北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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ミニぐるめ情報

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Vol.767 焼鳥専門 ぎんねこ

戦後間もなく旭川で誕生したと言われている“新子焼き”。肉質が軟らかな若鶏が選ばれた理由は、「親鶏だと大きすぎて焼き台に乗らなかったから」との説もある。


戦後間もなく生まれた旭川のソウルフード
新子(しんこ)焼き

 

「旭川名物の食べものってなんですか?」。最近、そんな質問を受けることがある。旭川には“旭川ラーメン”をはじめ、いくつか取り上げる中に、最近“新子焼き”の名前がよく聞かれるようになってきた。若鶏の半身を丸ごと炭で焼き上げた豪快な焼鳥で、旭川では知る人ぞ知るソウルフードのひとつに挙げられ、これを食べに来る観光客も年々増加している。

観光客が多く足を運ぶのが“ぎんねこ”だ。
終戦後間もない1950(昭和25)年創業の老舗店で、歴史を感じる店内は昭和初期にタイムスリップしたような懐かしさがあふれている。“新子焼き(1,380円)”は、骨が付いた若鶏半身を焼き上げることでうま味が閉じ込められるのだが、「ぎんねこ」は伊達産の無冷凍の肉を使い備長炭で焼き上げるため肉が想像以上に軟らかく、パンチの効いた肉汁がおいしさを底上げしている。塩(海塩)と創業当時から継ぎ足してきたタレとが選べるが、ここはやはり引き継がれてきたタレだろう。熟成を重ねてきたタレは、控えめな甘さの奥に深いうま味が凝縮され、ジューシーな鶏肉の味わいを引き立ててくれる。

無冷凍の豚肩ロースを備長炭で焼き上げ、自慢のタレでいただく“ちゃっぷ焼き(550円)”も根強い人気。

 

冷凍で地方発送にも対応している

冷凍で袋入りの“新子焼き(1,500円)”や、“ちゃっぷ焼き(2食入・1,200円)”の地方発送(箱代・送料別)も対応している。

さらに旭川には新子焼きを提供する10軒の店が集まった「旭川名物“新子焼き”の会」もあるので、ぜひ食べ比べて欲しい。

 

昭和を感じる味わい深い店舗

 

 

焼鳥専門 ぎんねこ

旭川市5条通7丁目5・7 小路ふらりーと

TEL090-1641-9992
【時間】13:00〜22:00
【定休日】月曜日
●20席

http://www.ginneko.co.jp/

 


ミニぐるめ君のつぶやき

 

「ぎんねこ」の開店時間は13時。焼鳥を食べながら昼から酒を楽しむ常連客も少なくないそうだ。なんともうらやましく、そんな人生も悪くないと思う。だって、「ぎんねこ」は焼鳥がうまく、居心地もいいのだから。

【ミニぐるめ君ブログ】

http://blogs.yahoo.co.jp/ipponmatu_umare

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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