北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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まちぶら!道北散歩

旭川や近郊エリアを気ままに訪ね、 地域の魅力を再発見していく『まちぶら!道北散歩』。 歴史や文化、人など、地域に根付いた宝物を紹介します!


Vol.58爽快感たっぷり自然を感じながら雪原を行く

「初めての歩くスキーでしたが、風景を楽しめて、心地良い汗をかけました」
みなさん、こんにちは。旭川の冬の風物詩「バーサーロペット・ジ ャパン」が3月10日(土)、11日(日)に開催されます。それを前に今回のまちぶらは、バーサーロペット会場の一つにもなる「北彩都歩くスキーコース」にやってきました。私はゲレンデスキーには親しんでいますが、歩くスキーの経験はありません。チャレンジしてみたいと思います。

コースの案内をしてくれた、旭川市スポーツ課の松本さん
「北彩都歩くスキーコース」は、旭川中心市街地に位置する北彩都エリアと周辺の忠別川の河川敷を利用したコースです。市民や観光客が気軽に体験できるよう、3月中旬まで無料で開放(10時~15時30分)されています。また、6年前からはバーサ ーロペット・ジャパンの歩くスキーとミニロペットの会場に使われています。
旭川市市民生活部スポーツ課の松本浩範さんに、バーサーロペ ット・ジャパンの始まりについてお聞きしました。「バーサーロペ ットは、もともと1922年にスウェーデンで始まったクロスカントリースキーの大会です。そこからヒントを得て、1981年に旭川で第一回大会が開かれました。旭川は山や河川敷など、コースに適した自然環境に恵まれていたこともあり、普及していったと言われています」と答えてくれました。
歩くスキーは、景観をゆっくり楽しみながら体力づくりができるのが魅力の一つです。全長約4・5㎞の北彩都歩くスキーコースは、大雪山連峰を望む位置にあり、タイミングが合えば一両編成の列車が走る姿を眺めることができるそうです。

スキー板は後方に戻らないように、底面が工夫されています。また、かかとが浮いて歩きやすい構造になっています
では、早速、体験させてもらいます。ゲレンデスキー用よりもかなり細いスキー板を、かかとを浮かせた状態で履きます。松本さんからの「歩くように手足を動かせば良いですよ」とのアドバイスを受けて、いざ出発。コース上にはスキー板の幅にぴったり合った2本の溝が作られているので滑りやすく、すいすい進みます。これなら、スキー経験のない人も手軽にできそうです。
ちなみに、コースは、毎朝、スノーモービルで圧雪した後、コースカッターで溝を作っているとのこと。整備が行き届いていますね。広い雪原を歩くのは、とても爽快で良い運動になりました。
歩くスキーの用具は、旭川駅東コンコースの旭川観光物産情報センターでは、500円(預り金1000円で、用具返却時に500円返金)で貸し出しています。

冬は屋内で過ごすことが多く、運動不足になりがちです。市内には他にも歩くスキーのコースがあります。雪という資源を生かしたスポーツを楽しんでみてはいかがでしょう。なお、バーサーロペット・ジャパンの参加者を下記のとおり、募集しています。

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問い合わせ・申込み
バーサーロペット・ジャパン組織委員会事務局
〇(公財)旭川市体育協会
住所/旭川市花咲町5丁目 旭川市総合体育館内
電話/0166-55-7783
〇旭川市市民生活部スポーツ課
住所/旭川市6条通10丁目 第三庁舎1階
電話/0166-23-1944

http://vasaloppet.jp

 

北彩都歩くスキーコース

〇旭川市市民生活部スポーツ課
住所/旭川市6条通10丁目 第三庁舎1階
電話/0166-23-1944
〇(公財)旭川市体育協会
住所/旭川市花咲町5丁目 旭川市総合体育館内
電話/0166-55-7783

 

「まちぶら!道北散歩」が旭川ケーブルテレビ・ポテトの地デジ11chで2月23日(金)午後9時15分から放送されます。再放送は2月24日〜3月2日です。日によって放送時間・回数が異なりますので、詳しくは番組表をご覧ください。

http://www.potato.ne.jp

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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