今週の一枚
霜の花 神秘の輝き(2/7)
【層雲峡】上川管内上川町の層雲峡で70年以上前に掘られたとみられる横穴の岩肌に霜がびっしりと張り付き、神秘的な輝きを放っている。
穴の内部は湿度が高く、入り口が狭いため風が吹き込まないことから、空気中の水分が冷やされ霜が少しずつ大きくなる。穴は1940年代半ばにトンネル掘削の岩盤調査のために掘られたとされる。幅約3メートル、高さ約2メートル、奥行き約30メートルほど。霜は入り口近くの岩肌を覆い尽くしている。
層雲峡ビジターセンターの冬季観察会で見ることができ、ガイドを務める佐久間弘さん(58)は「今季の霜は長いもので10センチ以上もあり、見応えがある」と話す。問い合わせは同センター(電)01658・9・4400へ(冬季は月曜休館)。(打田達也、写真も)
【写真説明】トンネル上部にびっしりと張り付く霜の花=2月4日、層雲峡(魚眼レンズ使用)
(2021年2月7日掲載)
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