今週の一枚
大雪酒造の新酒 振る舞う

上川*緑丘蔵で初のまつり始まる*来年開設10周年*「感謝伝えたい」
【上川】上川大雪酒造の新酒を味わってもらう初の「蔵まつり」が22日、町内の酒蔵「緑丘(りょっきゅう)蔵」(旭町25の1)で始まった。緑丘蔵が来年11月に開設10周年を迎えることを記念したもので、多くの来場者が新酒やつまみを堪能した。
イベントは午前10時の鏡開きで開幕。北海道産酒造好適米「彗星(すいせい)」と、大雪山系の軟水を使って10月から仕込んだ地域限定の純米酒「神川(かみかわ)」の初しぼりが入った樽のふたを、川端慎治・総杜氏(とうじ)らが「よいしょ」の声とともに割った。
すぐに50人以上が試飲の列に並び、「まろやか」「飲みやすい」などと振る舞い酒を楽しんだ。町内に住む簗取(やなどり)キミさん(84)は「近所なので蔵から仕込みの香りがしてくると、正月用のお酒を選ぶ季節だなといつも思う。おいしいです」と話していた。
会場には、洋風おでんや町内ラーメン店のメンマ・チャーシューセットなど、さまざまな出店も並んだ。日本酒の割引販売も人気だった。
川端総杜氏は「今年の酒も良い出来。蔵を続けてこられた感謝の気持ちをまつりで伝えたい」と話した。23日も午前10時の鏡開きでスタートし、午後3時まで開かれる。(後藤耕作)
【写真説明】「神川」の初しぼりが振る舞われ、にぎわった上川大雪酒造の「蔵まつり」(熊谷洸太撮影)
(2025年11月23日掲載)
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