【特集】
社会人デビューを応援! 知っておきたいマナーや心得
どきどきの新社会人生活がいよいよスタート。
社会人として知っておきたい基本的なマナーや心得について旭川医療秘書専門学校でビジネスマナーを指導されている樋口先生に伺いました。
あいさつは相手に近づくためのコミュニケーションアイテム。自分から心を開いて相手に接することで心の距離が近づきます。相手の目を見て、笑顔であいさつしましょう。
言葉遣いは一朝一夕には身につきません。だからこそ普段から意識しつつ、上司や先輩とのやりとりの中で学んでいきましょう。
仕事の進捗や完了を上司に「報告」、仕事内容やスケジュールを共有する「連絡」、疑問や問題が起きたら「相談」の頭文字を取った「報連相(ほうれんそう)」は困りごとやトラブルを未然に防止するためのキーワード。上司や先輩がみなさんを早めにサポートできるように、こまめに行いましょう。
出勤や仕事の締め切り、打ち合わせなど、時間を守ることは約束を守ることと同じで、社会人にとって大切なことです。信用に関わることはもちろんですが、例えば連絡がなく出勤が遅れたりすると「事故にあった?」「急病?」など、上司や同僚に心配をかけてしまいます。どうしても遅れてしまう場合は、早めに連絡を入れましょう。
「電話は緊張する」という方も多いと思いますが、電話は数をこなして慣れていくしかありません。電話に出るときはまず落ち着いて、利き手ではない方で受話器を取りましょう。ゆっくりとハキハキと応対しながら、相手の会社名・名前・用件などをメモします。聞き取れなかった場合は恥ずかしがらず、「申し訳ございません。もう一度お伺いしてもよろしいでしょうか」と聞き返すことも大切です。
会社の中で扱う情報は、基本的に社外に出すことはNGです。些細な事でも大きなトラブルになることがあるので、会社の許可なく業務内容などをSNSやインターネット上に書き込むのはやめましょう。またプライベートでも社会人としての自覚を持ち、モラルやマナーを守って利用しましょう。
ビジネスの現場で最初のあいさつで行われる名刺交換。訪問した側や目下の立場側から会社名と名前を伝え、先にお渡しするのが一般的ですが、渡すのと受け取るのが同時になる場合もあります。社外に訪問する前に、上司や先輩にお願いして練習しておくとよいでしょう。
応接室や車など、座席の順序のことを「席次(せきじ)」と言います。お客様や目上の人が座る「上座(かみざ)」、おもてなしをする人が座る「下座(しもざ)」があります。一般的な個室の場合は、出入口から一番遠い席が上座、近い席が下座になります。ただし、部屋の形式やシチュエーションで変わりますので、まずはいきなり着席せず、上司や先方に勧められた席に座るのが無難です。
旭川医療秘書専門学校
樋口 誠之 先生
一番大事なのは、コミュニケーションです。
会社独自のマナーやルールもありますので、わからないことは上司や先輩に積極的に聞いてみましょう。
【制作協力】 旭川医療秘書専門学校
旭川市9条通11丁目左3号 TEL.0166-24-8008
http://www.atg-web.ac.jp
「社会に出たらどんな企業で働く?」を考えるには情報収集が大事。北海道新聞旭川支社では2月15日(土)に23社(予定)の企業が集う「道新就活・転職フェア2025 in あさひかわ」合同企業説明会を開催します。入場無料、予約不要、入退場自由。気になる企業の方から直接お話を聞ける貴重な機会になると思います。お気軽に自由な服装でご来場ください。
https://jobdas.hokkaido-np.co.jp/job-asahikawa
※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。