今週の一枚
冬イチゴ 甘く大きく*比布 特産品化へ収穫盛ん
【比布】町の特産品化を目指し2019年から栽培の始まった冬イチゴが収穫最盛期を迎え、ビニールハウスで真っ赤に熟した大粒が実っている。町内で唯一、栽培を手がける農業生産法人「ネクス・ピーク」は今後、加工品の充実を目指す。
冬は夏場に比べ、花から実をつけるまでに20日ほど多くかけて成長するため、粒が大きくなりやすい。昼夜の寒暖差は10~20度ほどあり、甘くなる特徴もある。
同法人のビニールハウス1棟では1月15日から今季の収穫を始め、31日には高さ約1メートルに設置された棚で育つイチゴ「紅ほっぺ」を手作業で収穫。大きいもので重さ80グラムほどあった。収穫は6月まで続き、収量は昨年並みの2トンを見込む。
同法人は今後、栽培面積を増やすほか、ジャムやイチゴ酢などの加工品開発にも力を入れる。片沢英幸取締役(44)は「甘みと酸味のバランスが優れたイチゴに仕上がった。一年中イチゴを楽しめる町にしたい」と話した。
イチゴは同法人の農産物直売所「ナナプラザ」(新町4)などで販売している。(山中悠介)
【写真説明】ビニールハウスで収穫が進む冬イチゴ(熊谷洸太撮影)
(2025年02月01日掲載)
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