北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

今週の一枚


20歳の喜び 弾ける笑顔*旭川市など式典*仲間と晴れの日「うれしい」


 「成人の日」を前にした1月7日、上川管内では多くの自治体が20歳を祝う式典を開いた。道教委によると、年度内に20歳となる対象者は上川管内で約4千人。振り袖やスーツに身を包み、旧友との再会を喜びながら、人生の門出を迎えた。

 旭川市ではこの日、「20歳を祝うつどい」(実行委、市、市教委主催)が市民文化会館で開かれ、午前と午後の2回で計2080人が出席した。会場では出席者が久々に再会した小中学校や高校の旧友と思い出話に花を咲かせながら、スマートフォンで写真を撮り合っていた。

 実行委員長で旭川市職員の大竹莉生さんは「私たちは大切な青春の一ページをコロナ禍で過ごした。つらい時期を励まし合った仲間と、この日を迎えられたことを心からうれしく思う」とあいさつ。能登半島地震の犠牲者に黙とうをささげた後、出席者を代表して旭川信金職員の花輪彩奈さん、妻鳥梨愛さん、蝦名紗亜耶さんが「感謝の気持ちを忘れず、誰かの支えとなれるように精進する」と宣誓した。

 式典に出席した北都保健福祉専門学校(旭川市)の波連桃々花さんは「患者さんに寄り添うことができる理学療法士になりたい」と笑顔。旭川市立大に通う村上敬人さんは「大学の間にたくさんのボランティアをして、将来の夢を見つけたい」と語った。

 道教委によると、上川管内では士別市や富良野市など18市町が7日に、5町村は2~6日に式典を開いた。成人年齢は2022年から18歳に引き下げられたが、いずれも本年度に20歳を迎える人を対象とした。(鈴木誠)

 
【写真説明】式典を前に旧友と集合写真を撮る出席者=1月7日、旭川市民文化会館(いずれも西野正史撮影)
(2024年1月8日掲載)

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


GO TOP