北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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【特集】


旭山動物園に行こう!大注目!2大ニュース

 


 

えぞひぐま館完成予想図

 

夏期開園のスタートに合わせて新施設「えぞひぐま館」がオープン。柱状節理を表現した擬岩や淡水魚が泳ぐ小川など、エゾヒグマが生息する北海道の森を再現した施設。道内を移動中にエゾヒグマと遭遇したような臨場感を味わえます。ガードレール側に広がる土のスペースには山菜を好むエゾヒグマのためにフキノトウが植えられ、フキへと成長した頃に捕食する姿が見られるかも。また、コンクリートの施設で育ったとんこに「土の上を歩かせてあげたい」という飼育員さんの愛情あふれる想いもこの施設に詰まっています。

エゾヒグマのとんこ


旭山動物園で飼育されているのは、とんこというメスのエゾヒグマです。

子連れの母グマが中頓別町に現れ、安全のため母グマは駆除されました。

その時の子グマがとんこです。

 


知床など北海道でエゾヒグマとの遭遇をイメージした、ガードレール越しの外放飼場。エゾヒグマが描かれた「動物注意」のサインや街灯がリアルに表現されています。

 


施設を流れる渓流にはニジマスなどの淡水魚が飼育されています。とんこが魚を捕る姿が観察できるかも。

 


擬岩で作られた屋内放飼場。ガラス1枚だけで仕切られており、今まで感じたことのない距離感で観察できます。

 


館内・外の随所に、様々な角度からエゾヒグマが観察できる仕掛けがあります。施設をグルリと回ってみましょう。

 

エゾヒグマとの距離を大切に

知床では4月より、撮影・観察を目的としたエゾヒグマへの接近や餌やり行為に最大30万円の罰金が科される新しいルールが設けられました。知床でエゾヒグマに遭遇しても、50m以内に近づいてはいけません(※50mまで近づいていいということではありません)。「えぞひぐま館」はガードレールから施設の一番奥までの距離が50mほど。この距離感も体験してみてください。

 


 


2022年4月16日の様子

 

昨年12月に、待望のホッキョクグマの赤ちゃんが誕生しました。ホクトとピリカのペアリングに成功し、同施設では40年ぶりの赤ちゃん誕生です。3頭生まれましたが、残念ながら2頭が死亡してしまいました。残った1頭はメスの赤ちゃんで、ピリカが懸命に子育てを行い、お披露目できるまでに成長しました。愛くるしい子グマに会いに足を運んでみてください。


出産時の子グマの体重は推定500g。体重約200kgの母親ピリカの400分の1しかありませんでした。

 


ホッキョクグマのホクト(左)とピリカ(右)
子グマの母親はピリカで、父親はホクト。ピリカは札幌の円山動物園出身で、ホクトは兵庫県姫路市立動物園の出身です。ほかにメスのルルとサツキがいます。

 


「ほっきょくぐま館」は、ホッキョクグマがプールに飛び込む姿が観察できる施設です。実はこの水面の高さがホッキョクグマから見ると、海から顔を出すアザラシのように見えるよう設計されています。

 

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旭山動物園入園時のやくそく

●動物に向けたフラッシュ撮影は禁止(施設に入る前にチェックをお願いします)
●ガラスや柵をたたくなど動物を驚かせないでください
●食べ物などを与えないでください
●キックボード、そり、風船類、火気、危険物の持ち込み禁止


ななかまど編集部メンバー推しの動物たち

 


カバ
生まれた時から推し。特に凪子の後姿と口を開けた時の顔が好き。旭子との親子愛にも心が癒されます。もうとにかくすべてが愛おしい。[あー子]

 


シセンレッサーパンダ
ぬいぐるみのような姿が愛おしい。顔も毛並みもカラーリングも全部好き!家に連れて帰れたらいいのに…と、毎回思う。最推し![カナやん]

 


ワオキツネザル
原始的なサルの一種で、体温調整が苦手。早朝や晴れた日には、太陽に向かって両腕、両足を広げて日光浴をする独特の姿が観察できます。[ミニぐるめ君]

 


エゾモモンガ
昨年完成した「エゾモモンガ舎」は旭山初の昼夜逆転施設。身近にいるはずなのに、一度も見たことがなかったエゾモモンガに会えて感動![さなとも]

 


制作協力

旭川市旭山動物園

旭川市東旭川町倉沼 TEL.0166-36-1104

○夏期開園/
2022年4月29日(金・祝)〜11月3日(木・祝)
○開園時間/
[4月29日〜10月15日] 9:30〜17:15※
[10月16日〜11月3日] 9:30〜16:30※
※最終入園16:00まで
○入園料/
大人1,000円・小人(中学生以下)無料
動物園パスポート1,400円 など

 

 

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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