北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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今週の一枚


「ざる菊」来年も鮮やかに*比布・降雪で見頃終える


 【比布】比布町基線3号の林輝男さん(79)方の敷地内で育てられた「ざる菊」が、今年も色とりどりの花を咲かせた。10月下旬の雪の影響で今年の見頃は終えたが、林さんは「来年もきれいな花を咲かせたい」と話している。

 ざる菊は、株が半球状に成長する小菊。ざるを逆さまにしたような形が名前の由来になっている。

 元野菜農家の林さんは3年前に友人から株を譲り受け、自宅横のオクラ栽培のハウス跡地に挿し芽にして栽培を始めた。約260平方メートルの花畑は道路に面しており、白や黄、ピンクなど6色で合計約700株が9月下旬頃に開花し、ドライバーや道行く人の目を引いていた。

 林さんによると、株の直径は約80センチ。大きく育ちすぎると株が割れて半球状にならないため、毎年、春に株を植え替えて小さく育てる工夫が必要という。

 湿った積雪の影響で例年よりも2週間ほど早く見頃を終えたが、林さんは「体が元気なうちは、毎年少しずつ株を増やしていきたい」と話している。(打田達也)

 
【写真説明】雪の影響で見頃を終えたが、今年も色鮮やかな花を咲かせた林さん方の「ざる菊」=10月23日(打田達也撮影)
(2025年11月03日掲載)

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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