北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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今週の一枚


記録的暑さ 稲刈り始まる*管内トップ・東川*1週間以上早く

 【東川】道内有数のコメどころの町内で8月24日、上川管内のトップを切って稲刈りが始まった。東川町農協によると、記録的な高温が続いた影響で、作業開始は例年より1週間から10日ほど早いという。

 23ヘクタールで作付けする農家松家孝志さん(51)の田んぼでは、黄金色に実った「ゆめぴりか」の稲穂がコンバインで次々と刈り取られていった。「ななつぼし」も育てており、順次収穫する。

 旭川地方気象台によると、町内の6月の平均気温は19・2度、7月は24・4度でそれぞれ観測史上最高を記録した。松家さんは「経験したことのない高温で不安もあった」というが、現時点で品質への大きな影響はみられないという。

 ホクレンが2025年産主食用米の集荷時に生産者に支払う概算金(仮払金)を大幅に引き上げたことについては、「若い世代が希望を持ち、持続可能な農業ができる価格になった」と歓迎。「消費者に1俵でも多くお米を届ける責任を感じている」と話す。

 ホクレン旭川支所によると、上川管内の主食用うるち米の作付面積は約2万ヘクタール。稲刈りは9月に各地で最盛期を迎えるという。(朝生樹)

【写真説明】上川管内トップを切って東川町で始まった稲刈り(打田達也撮影)
(2025年08月25日掲載)

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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