撮り鉄伊丹のきょうも鉄分多めです
小学生のころから鉄道を撮影してきた筋金入りの「撮り鉄」伊丹恒記者が北海道の鉄道の魅力を伝えます。
vol.10 さようなら キハ40
先月のJRダイヤ改正。特急「大雪」格下げのほか、旭川地区ではもう一つ大きな動きが。1970年代後半から非電化区間の普通列車に用いられた「キハ40」が引退しました。キハ40は昭和期の鉄道車両ではおなじみだった「鉄の車体」、「直角背もたれの4人がけボックスシート」で国鉄が製造した最終世代の車両です。特急、急行、普通と用途別の車体色の列車に乗り込み、車内から窓を開けホームの駅弁屋さんを呼ぶ…、こんな鉄道文化が名実ともに過去のものになりました。永山の車両基地に残るキハ40も、最後の働き場所となる苫小牧や、廃車解体作業が行われる釧路へと徐々に移動しているようです。
昨春まではお客さんを乗せて走った石北本線をたどり、釧路へ向かう廃車回送列車=今月1日
旭川発で最後まで残ったキハ40使用列車。
夜の函館本線普通滝川行き=昨年4月、近文駅
北海道新聞旭川支社
報道部写真映像課
伊丹 恒
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