北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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GO NEXT

「GO NEXT!」は「これからはたらく」すべての人へ贈るコーナーです。


【3】上川教育局進路相談員 佐藤進さんからのメッセージ

 

学生も企業も、長く働けることが大事

実は、新卒採用された高校生の約17.9%が1年目に離職し、3年離職率は29.3%というデータがあります。(令和4年厚生労働省参考)これは就職後のミスマッチが大きな要因だと考えられるので、就職説明会を機に情報を知る、企業はあらかじめウェブや求人票では分からない部分も伝えておくことも重要になります。例えば有給休暇や繁忙期の残業時間といった情報を共有することでギャップが埋められると思います。また会社の実態をよく知ってもらうことも必要です。企業の業務内容での長所と短所もポジティブなワードに言い換える工夫も必要といえます。

人となりや社風は、会社見学でも確認を

様々な企業の方と話をする中で、会社の業務内容と社内の雰囲気などが自分に合うかどうか生徒の皆さんにとっては大事なことと感じています。そして、会社内の人間関係が入社後、仕事をしていく上で最も重要かと思っています。先輩や上司と打ち解け、信頼できる関係を築くことで一緒に頑張ろうと思えるようになると思います。そんな人となりや雰囲気を説明会で紹介するのはもちろん、会社の見学会で実際に社内の雰囲気を見て感じてもらうのも一つです。

構成を工夫して、学生が興味を持つ説明会に

企業としては、会社見学に来てもらえるように逆算して説明会の構成を考えるなどの工夫が必要です。また5年、10年先のビジョンを見せてライフスタイルのイメージを持たせることも大事といえます。説明会の構成では学生の年齢に近い若手社員と上司がセットで説明したりすると良いかもしれません。説明会は対面で学生と話せる貴重な場、質問が多く寄せられると良いと思います。

上川教育局
旭川市永山6条19丁目1-1
☎ 0166-46-4952

 

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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