北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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今週の一枚


旭岳、最も遅い初冠雪*旭川でも初雪を観測


 旭川地方気象台は10月20日、道内最高峰の大雪山系旭岳(2291メートル、東川町)で初冠雪を、旭川市では初雪をそれぞれ観測したと発表した。初冠雪は1888年(明治21年)の観測開始以降、最も遅かった。21日以降は平年よりも気温が高い日が続く見込みだという。

 旭岳の初冠雪は20日午後0時10分ごろ、旭川市の同気象台から職員が目視で確認した。平年より25日、昨年より16日遅かった。大雪山旭岳ロープウェイを運営するワカサリゾートによると、5合目付近の姿見駅では10月でも気温が10度以上の日が続き「例年よりも気温が高かった」という。

 標高1100メートル付近にある旭岳温泉では20日朝、雪景色が広がった。宿泊客で愛知県から訪れた自営業梅村美沙希さん(31)は「朝起きたら外が真っ白でビックリした」と話していた。

 旭川市では19日午後9時40分ごろに初雪を観測。20日朝まで断続的にみぞれが降った。20日午後6時までの24時間の降雪量は幌加内町で2センチ、名寄市で1センチ、最低気温は上川町で氷点下0・3度と冬日となった。(熊谷洸太、鈴木誠)

【写真説明】初冠雪が観測された旭岳の麓にある旭岳温泉(熊谷洸太撮影)
(2024年10月21日掲載)

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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