今週の一枚
<夏の高校野球予選 旭川支部・名寄支部>旭実、旭志峯 北大会へ*士別翔雲、稚内大谷は決定戦
旭川支部は6月29日、旭川スタルヒン球場で代表決定戦2試合を行い、Aブロックの旭実は2大会連続22度目、Bブロックの旭志峯は8大会連続27度目の北北海道大会出場をそれぞれ決めた。
旭実は1点リードの三回、岸本が本塁打を放ち1点追加。五回には3安打と四球などで4点を挙げた。旭明成は七回、先頭渡辺が本塁打を放って反撃開始。九回にも渡辺が2点本塁打で3点差に迫ったが、後続が断たれた。
旭志峯は主戦小笠原が旭龍谷を完封。1点リードの九回、ウメビンユオの三塁打を含む連続3安打で勝負を決めた。
名寄支部は準決勝2試合を行い、稚内大谷と士別翔雲が代表決定戦に進んだ。(丸橋芽久)
*「兄の夢果たす」*旭実・篠原
「俺が絶対決める」。
旭実の3番篠原は初回1死三塁、甘めに入った外角の直球を見逃さなかった。先制の適時打とし、一塁上でガッツポーズをみせた。
名寄出身で、2人の兄も同校野球部OBだ。全道大会へと進みながらも、甲子園出場に届かなかった姿を見て、自分がその夢を果たそうと誓い、この日もスタンドで兄が見守る中で奮闘した。
遠方に進学させてくれた親への感謝を胸に練習に励んできた。「相手より1点でも多く取って、両親を甲子園に連れていきたい」と意気込んだ。
【写真説明】〔旭実-旭明成〕旭実初回1死三塁、先制の適時打を放った篠原が一塁上で大きくガッツポーズ(伊丹恒撮影)
(2024年06月30日掲載)
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