カタクリ見ごろ　春の訪れ告げる＊男山自然公園

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　旭川市と比布町にまたがる突哨山の南端に位置する男山自然公園で、カタクリが見ごろを迎えている。薄紫の花がうつむき加減に揺れ、春の訪れを告げている。

　同公園は敷地面積約３２ヘクタール。酒造会社男山（旭川）が運営し、道内最大級のカタクリ群生地として知られる。園内はじゅうたんを敷き詰めたようにカタクリの花が斜面を染め、青いエゾエンゴサクと見事に共演。整備された散策路では、来園した市民や観光客らがカメラを向けたり、スケッチしたりしている。

　鹿児島県指宿市から初めて訪れた友人同士の枦久子さん（７２）、前薗真起子さん（７２）は「ここのカタクリの花は全国のどこよりも大きく素晴らしい。エゾエンゴサクの色もすてきで、今日一日中、楽しみたい」と話していた。

　入園無料。今季の開園は４月３０日までの午前９時～午後４時半。
（桜井則彦）
　
（２０２３年４月２２日掲載）

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。