北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

今週の一枚


3500発の花火 旭川彩る*夏まつり*3・6街に人の波


 旭川の夏の一大イベント「旭川夏まつり」(実行委主催)が8月4日から6日まで、旭川市中心部で開かれた。新型コロナウイルスの影響で、開催は3年ぶり。3・6街かいわいでは地元グルメを堪能できる「大雪さんろくまつり」が開かれ、にぎわいを見せた。初日は第70回道新納涼花火大会も開かれ、約3500発の花火が夜空に輝いた。

 さんろくまつりには24の露店が軒を連ねた。浴衣を着た若者や家族連れらでにぎわい、ジンギスカンや焼き鳥を買い求めた。飲食スペースでは、ビールで乾杯する会社員の姿も。旭川ラーメンフェスティバルや、キッチンカーフェスティバルも盛況だった。

 市内の会社員清水さくらさん(24)は「夏のイベントに祭りが欠かせないことを実感した」と笑った。

 花火会場の石狩川河畔では新型コロナ対策のためマスク着用や大声での会話自粛が呼び掛けられる中、多くの人々が詰めかけた。花火は例年より千発少ないものの、赤や緑、青色に輝くスターマインなどが来場者を魅了。市内の主婦笠井明日香さん(27)は「久しぶりに打ち上がる花火を見ることができ、貴重な夏の思い出になった」と話した。

 5日は平和通買物公園で、浴衣姿の市民約900人による市民舞踊パレードが行われた。6日は、「大雪連合神輿(みこし)」のみこし6基が練り歩き、山車5基が登場する「烈夏七夕まつり」も開かれ、まつりを締めくくった。
(折田智之)
 

【写真説明】色とりどりに輝き、夜空を彩った花火(宮永春希撮影)
(2022年8月5日掲載)

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


GO TOP