北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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今週の一枚


買物公園 元気に*「旭川はれて」完成


 【旭川】旭川市中心部の旭川平和通買物公園沿いで6月30日、道北の食材を使ったワインバルや焼き鳥、串カツなどの飲食店25店が入る新しい商業施設「旭川はれて」が完成した。百貨店の閉店や郊外へのショッピングセンター進出、コロナ禍で年々、人通りが減っていた。関係者を招いたプレオープンイベントが行われ、参加者は各店舗やテラスで飲食を楽しんだ。

 中心市街地の活性化と起業支援のため、約1500平方メートルの敷地に木造一部2階建て、延べ約700平方メートルの施設を整備した。6月30日に一部の店舗が営業を始め、7月10日には全25店が開業。開業セレモニーでテープカットが行われた。

 施設を整備した、旭川出身の元衆院議員でタレントの杉村太蔵さん(42)はプレオープンイベントで「旭川にはまだまだ伸びしろがある。街の顔を目指し、ここから旭川を晴れやかにしたい」と宣言した。25店のうち、11店の経営者は飲食店を運営するのは初めてという。店舗の椅子や机には旭川家具を使用、支払いはクレジットカードなどキャッシュレス決済に限る。

 「天空のジンギスカン」店長の竹本修さん(63)は「テラス席の解放感や肉が焼ける良い香りにひかれたお客さんがたくさん来てくれている」。パフェ店「Parfaitまーる(パフェマール)」店長の丸谷勇人さん(34)は「予想以上に人が来てくれた。もっと多くの人に提供できるよう準備したい」と意気込んだ。(山口真理絵、大井咲乃、菅沢由佳子)
 
【写真説明】6月30日のプレオープンイベントで、出店者とともに、施設の概要を説明する杉村太蔵さん(中央)=西野正史撮影
(2022年7月1日掲載)
 
 


【写真説明】7月10日に、「旭川はれて」のグランドオープンを記念し、テープカットを行う関係者(西野正史撮影)
 

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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