今週の一枚
冬と初夏共演*十勝岳山開き
【美瑛、上富良野】上川管内美瑛町と上富良野町、十勝管内新得町にまたがる十勝岳(2077メートル)で6月19日、山開きが行われ、地元観光協会などが主催する登山会に計111人が参加した。新型コロナウイルス禍で登山会実施は3年ぶり。
美瑛町側の登山口から出発した32人は、白い花が咲くマルバシモツケ、黄色い花のメアカンキンバイなどの高山植物を楽しみながら頂上を目指した。小学3年の息子と参加した名寄市のパート職員佐々木倫子さん(39)は「3年前に家族で来た時には途中までしか登れず、その後はコロナで挑戦できなかった。山頂まで登れたことで子どもの成長を感じた」と笑顔だった。
一方、上富良野町側からは79人が、十勝岳や富良野岳の山頂などを目指す四つのコースに分かれ、登山を楽しんだ。登山会を主催したかみふらの十勝岳観光協会の長田公一事務局長は「晴天に恵まれ、登山日和になってよかった」と話した。(菅沢由佳子、千葉佳奈)
【写真説明】雪が残るすり鉢火口付近の登山道を通り、十勝岳の山頂を目指す美瑛町側からの参加者=19日午前10時20分(宮永春希撮影)
(2022年6月20日掲載)
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