男山　カタクリ満開

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　旭川市と比布町にまたがる突哨山の南側にある男山自然公園で、カタクリが満開となった。薄紫色のじゅうたんから青いエゾエンゴサクや黄色いフクジュソウの花も顔をのぞかせ、春の訪れを告げている。

　約３２ヘクタールの公園は、道内有数のカタクリ群生地。所有する酒造会社男山（旭川）は昨年、新型コロナウイルス禍の販売不振で公園整備費を捻出できない恐れがあったが、クラウドファンディングで寄付を募り、今季も開園できた。

　２２日には旭川大学付属幼稚園の３０人が訪れ、「お花のじゅうたんだ」と喜んだ。渡辺盛二園長（６９）は「コロナで外出が難しい中、園児にも笑顔の花を咲かせられました」と話し、ミズバショウやザゼンソウがある場所にも連れて行った。
入園無料。今季は３０日まで開園し、午前９時～午後４時半。（小林史明）

【写真説明】突哨山にある男山自然公園で一面に咲いたカタクリ（宮永春希撮影）
（２０２２年４月２３日掲載）

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。