今週の一枚
ダイコン大きく甘く*上川で収穫ピーク
【上川】大雪山系を望む町内の畑で、ダイコンの収穫が最盛期を迎えている。標高700メートルの冷涼な気候で育つため、害虫が付きにくく傷も少ないという。白くつややかなダイコンが道内外へ出荷されている。
3戸1法人でつくる上川町大根生産組合が約110ヘクタール作付けし、10月下旬までに4500トンほどの収穫を見込む。今年は高温少雨の影響で、一部は水を求めて根を伸ばし、規格外の大きさに成長したという。
選果場に運ばれたダイコンは大雪山系の地下水で泥を落とした。今年から販路を拡大した沖縄県や兵庫県のスーパーを含め、多くは道外の市場に出荷される。
寒暖差が大きく豊かな土壌で育ったダイコンは、甘くみずみずしいのが特徴。藤田輝雄組合長(65)は「収量が大幅に落ちるような天候の影響もなく、今年も例年通りいいダイコンに仕上がった」と話す。(佐藤愛未)
【写真説明】大雪山系の麓の畑で進む上川産ダイコンの収穫作業(宮永春希撮影)
(2021年9月14日掲載)
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