北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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【特集】


動物墨画パフォーマンス甲子園


8月8日(日)、道北アークス大雪アリーナで実施された「旭川市内高等学校交流事業 “動物墨画パフォーマンス甲子園 produced by 旭山動物園”」。市内6校、計7チームの高校生たちが参加し、書道を通して動物の命の尊さを表現しました。高校生たちが作り上げた作品を一挙公開します!
 
【主催】旭川市旭山動物園 【共催】NPO法人旭山動物園くらぶ、北海道新聞旭川支社
【特別協賛】一般社団法人旭川建設業協会 【協賛】日本製紙株式会社、株式会社廣野組
 

縦4m、横6mの揮毫(きごう)用紙に墨画を描き上げる。
 

動画はこちらから
動物墨画パフォーマンス甲子園動画
 

 
※パフォーマンス順
 

旭川北高等学校書道部

 

 

作品のテーマは「鳥」。パフォーマンス中にはペンギンやクジャクが登場し、最後は大きなフクロウを描き上げました。フクロウの繊細さと力強さを筆ならではのかすれ、太さの強弱を使って表現した点もポイント。一人一人の個性や特徴を生かして一つの作品を作り上げる素晴らしさをパフォーマンスに込めました。

 

 

旭川高等支援学校文化部(書道)

 

 

出場7チーム中、最小人数4名での参加。テーマは、旭山動物園を訪れた際、坂東園長が生徒たちに伝えたメッセージ。“地球を大切にして、動物たちを守りたい”という思いを込めて、旭山動物園の代表的な動物であるホッキョクグマ・オオカミ・オオワシを描きました。

 
 

旭川商業高等学校書道部

 

 

「クジャク」をテーマに、同校の吹奏楽部の演奏に乗せて“クジャクのラブストーリー仕立て”のパフォーマンスを行いました。クジャクの特徴である美しい羽の模様は、部員による7色の手形で“希望の未来”を表現。書は“限界を決めず乗り越えていこう”というメッセージを込めました。

 
 

旭川南高等学校書道部

 

 

テーマは「オオカミ」。“オオカミ=孤独”というイメージがあった書道部。実は、オオカミは仲間意識の強い動物です。“仲間との絆の表現”であるオオカミの遠吠えが印象に残り、作品のテーマへ。配色を抑えて墨を基調とし、水墨画ならではの滲みやかすれを表現した点がこだわりの一つです。

 
 

旭川西高等学校書道部チームB

 

 

テーマは、旭山動物園のテーマでもある“伝えるのは、命”。旭山動物園内でも人気のホッキョクグマを描きました。今回、旭川西高等学校は2チームの出場ですが、チームBは2年生主体のチーム。全体的に大きな動きをつけたパフォーマンスが特徴的でした。

 
 

旭川龍谷高等学校書道部

 

 

「レッサーパンダ」と「ワオキツネザル」を同校の吹奏楽部の演奏に合わせ無駄のない洗練されたパフォーマンスで描き上げました。書は風刺的なものとなっており、私たちへ“動物との共生”について考えさせるような内容が特徴。柔らかな動物の絵と、心に突き刺さる文章が、お互いを引き立たせる構成となっています。

 
 

旭川西高等学校書道部チームA

 

 

チームAは3年生が主体のチーム。テーマは旭山動物園のテーマでもある“伝えるのは、命”。旭山動物園の代表的な動物である「ペンギン」を描き、命の誕生から命の受け継ぎまでを書で表現しました。書の赤い文字を繋げて読むと、“命の奇跡”と読めるようにした点が印象的です。

 
 

本大会へご協賛いただいた企業・団体のみなさま

 


 

全7作品は9月中旬より1ヶ月程度、イオンモール旭川西で展示する予定です。書の迫力をぜひ味わってみてください。

 
※日程の詳細は、旭山動物園ホームページをご確認ください。ご来店の際は手指消毒やマスクの着用など適切な感染防止対策を実施されますようお願いいたします。

 
 

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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