北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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今週の一枚


黄金色の実り 早くも*東川で稲刈り始まる

 【東川】道内有数のコメどころの上川管内東川町で8月23日、今年の稲刈りが始まった。5月の田植え以降は好天で、7~8月に記録的な暑さが続いた影響で、町内では例年よりも5日ほど早い収穫開始となった。

 22・5ヘクタールで作付けする高橋農園の水田で、町内では初めて作業が行われた。こうべを垂れた黄金色の稲穂をコンバインで刈り取り、60アール分の「ゆめぴりか」を収穫した。

 同農園の高橋豊代表(48)は「この時期に刈り取るのは初めて。消費者に早くおいしいコメを食べてもらいたい」と話す。

 東川町農協によると、町内では125戸が約2160ヘクタールでコメを栽培する。最高気温が30度以上の真夏日が続いた際は、日中に水田の水を流しっぱなしにして入れ替えることで稲を冷やすように指導したという。9月上旬に稲刈りのピークとなる見通しで、同農協は「各農家の努力もあり、猛暑の影響は思ったよりも出ていない。収量も確保できそうだ」と期待する。
(山口真理絵)

 

【写真説明】コンバインで次々と刈り取られる黄金色の稲穂=8月23日、東川町(西野正史撮影)
(2021年8月24日掲載)

 

 

 

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