北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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スポーツ


31*東京パラ イベント参加を

バンクーバーパラリンピックのアイススレッジホッケー銀メダリストで北海道新聞パラスポーツアドバイザーを務める永瀬充さんが道北地域の障害者スポーツをテーマに語ります。
2020年3月までの記事はこちら

東京パラリンピックまであと8か月。国立競技場が完成し、出場選手が徐々に内定してきた。私も現役時代を振り返ると、この時期は最終段階に向けてギアを上げていこうと気持ちが盛り上がっていた。

東京パラリンピックでは22の競技が行われる。開会式・閉会式や聖火リレーといったイベントも大会を盛り上げる重要な要素だ。一見、五輪と同じようなイベントに見えるが、パラリンピックには多様性や共生社会といった意味合いが色濃く盛り込まれている。これから選手として出場を目指すことは難しくても、これらのイベントには誰でも参加できるチャンスがある。

開閉会式のフィールドで歌やダンス、楽器のパフォーマンスをする400名以上の「パラエンターテイナー」を組織委員会が募集している。2014年4月1日以前に生まれ、障害があるなど生活上何らかの制約のあると認識されている人に積極的に応募してもらいたいとしている。個人でもグループでも応募できる。

パラリンピックは一部のトップアスリートのためだけのものではなく、さまざまな人が関わることで本当の意味での共生社会の大切さを訴えることができる。リハーサルを含め交通費などは自己負担になるが、歌やダンスが好きな方はぜひ挑戦してみてはどうだろうか。

(2019/12/16掲載)

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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