北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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ミニぐるめ情報

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Vol.771 くいものBAR Vicolo(ヴィーコロ)

仙鳳趾(せんぽうし)産のクリーミーなカキを使った“カキとほうれん草のグラタン”。旭川で仙鳳趾のカキが食べられる飲食店は、知る限りほんの数軒しかない。


クリーミーな仙鳳趾(せんぽうし)産カキの極上グラタン
カキとほうれん草のグラタン

 

北海道でカキの産地といえば厚岸や知内(しりうち)、佐呂間などを思い浮かべるが、ここ数年釧路町仙鳳趾(せんぽうし)のカキが旭川の料理人の間で注目されるようになってきた。その魅力は、驚くほどクリーミーで濃厚な味わいにある。カキを「海のミルク」と表現するが、そんな言葉を彷彿とさせる乳製品のような風味を感じるのだ。そして今がまさに旬だ。

そんな仙鳳趾のカキを美味しく提供してくれるのが、パリ街に店を構えるイタリアンレストラン「くいものBAR Vicolo(ヴィーコロ)」だ。お薦めは“カキとほうれん草のグラタン(1,400円)”。ほうれん草を散りばめた自家製ベシャメルソースの中には、長さが7、8センチはあろうかという大きなカキが2個。スプーンですくい上げいただくと、しっかり焼き目の付いた粉チーズの香ばしさの奥からトロリとしたカキが現れる。生クリームのように濃厚でまろやかなおいしさは、どのカキとも違う魅力的な風味があふれている。次の瞬間、カキのエキスが染み込んだベシャメルソースの深いうま味が喉の奥まで一気に広がってゆく。この料理、ソースがメインディッシュである。仙鳳趾のカキ料理はこのほか生クリームと合わせた“カキとあおさのクリームパスタ(1,728円)”もある。

 

お酒のお供に“アンティパストミスト”

前菜の盛り合わせ“アンティパストミスト(1人前600円〜)”や、“ベーコンとキノコのクリームリゾット(1,400円)”もお薦め。

北海道の上質素材を厳選し新メニューを日々研究し続けている「ヴィーコロ」で、北海道イタリアンをぜひ味わって欲しい。

 

店舗はパリ街の2階

 

くいものBAR Vicolo(ヴィーコロ)

旭川市4条通6丁目 パリ街2F

TEL(0166)22-2282
【時間】17:30〜翌3:00入店
【定休日】日曜日※月曜日が祝日の場合、日曜日営業、月曜日休み
●40席(半個室有)

 


ミニぐるめ君のつぶやき

 

ご主人は東京のイタリアンで修業を積んだ料理人。東日本大震災をきっかけに安心して子育てできる環境を求め、震災の少ない旭川に移住し現店舗をオープンさせた。今では道民に負けない道産食材を使う料理人になった。

【ミニぐるめ君ブログ】

http://blogs.yahoo.co.jp/ipponmatu_umare

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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